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「戦後80年、日本失明傷痍軍人会の歴史」①番組担当の塚本です。この「こぼれ話」の欄では先月半ば、戦争で失明した元兵士の短歌「戦盲歌」について取り上げました。先日、東京・九段下にある「しょうけい館」(戦傷病者史料館)を再度訪れ、失明した元兵士の戦後の暮らしぶりなどを記録した資料に目を通しました。終戦から四半世紀余り経った昭和46年11月、日本失明傷痍軍人会という団体が結成され、恩給の増額など様々な要求を掲げて、運動を展開します。この日本失明傷痍軍人会の創立20年記念誌(平成2年発行)と、創立30周年記念文集「戦争失明者
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【番組概要】Vol.6この記事では、ラジオ放送第六弾の概要を紹介します。『知っていますか?ロービジョン~0と1の間Vol.6』は、文化放送で2025年3月31日(月)12時00分より放送されました。当番組は、自らロービジョン者である文化放送社員が企画・制作を担当しています。今回もパーソナリティには、この番組の趣旨を深く理解しているサヘル・ローズを迎えています。今回の第六弾は、「ロービジョンの本音ぶちまけ座談会!!」をお届け。スタジオにロービジョン当事者をお招きして、日々の困りごとなどを本音でトーク
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【告知】放送決定!番組第六弾の放送が決定しました!今回は、「ロービジョンの本音ぶちまけ座談会!!」をお届け。スタジオにロービジョン当事者をお招きして、日々の困りごとなどを本音でトークします。出演は、これまでに引き続いて、サヘル・ローズ、文化放送局員の白石仁司と、ゲストの、「はなまる学習塾」で子ども達に算数と数学を教えている松島伸浩さん、YouTubeチャンネル「あさひ旅するロービジョン」で、視覚障害についてや障害があっても豊かに生きるために役立つ情報を配信している、ロービジョンユーチューバーの
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【番組概要】Vol.6この記事では、ラジオ放送第六弾の概要を紹介します。『知っていますか?ロービジョン~0と1の間Vol.6』は、文化放送で2025年3月31日(月)12時00分より放送されました。当番組は、自らロービジョン者である文化放送社員が企画・制作を担当しています。今回もパーソナリティには、この番組の趣旨を深く理解しているサヘル・ローズを迎えています。今回の第六弾は、「ロービジョンの本音ぶちまけ座談会!!」をお届け。スタジオにロービジョン当事者をお招きして、日々の困りごとなどを本音でトーク
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【番組概要】Vol.5この記事では、ラジオ放送第五弾の概要を紹介します。『知っていますか?ロービジョン~0と1の間Vol.5』は、文化放送で2024年9月23日(月・祝)11時00分より放送されました。当番組は、自らロービジョン者である文化放送社員が企画・制作を担当しています。今回もパーソナリティには、この番組の趣旨を深く理解しているサヘル・ローズを迎えています。今回の第五弾のテーマは「ロービジョンの歩き方」。視覚障害者は、移動する時、大変な困難を抱えています。そんな視覚障害者の「移動」の現状につ
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【番組概要】Vol.4この記事では、ラジオ放送第四弾の概要を紹介します。『知っていますか?ロービジョン~0と1の間Vol.4』は、2024年3月31日(日・祝)15時00分より放送されました。当番組は、自らロービジョン者である文化放送社員が企画・制作を担当しています。今回もパーソナリティには、この番組の趣旨を深く理解しているサヘル・ローズを迎えています。今回の第四弾のテーマは「働く」。視覚障害者の労働の現状について理解を深めるべく、働くロービジョン者にインタビュー。視覚障害のある中で仕事をし続ける
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「『あるもの』と『ないもの』の証明」番組担当の白石です。今日は「あるもの」と「ないもの」の違いについてロービジョン者の経験からお話します。私の病気、緑内障は視野が欠けています。分かりやすく言うと、人を見た場合、例えば右手と下半身そして顔半分が欠けていたりします。欠けているところは真っ黒になるわけではなく、背景と同化して、半透明人間のように見えます。(背景と同化するため緑内障初期の人はなかなか症状に気付きません。)私のようにかなり症状が進むと、動くことに慎重になります。例えば食卓。コップが「ある」と認識できれば、
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「第6回ロービジョン・ブラインド川柳」番組担当の白石です。1月19日(金)文化放送「くにまる食堂」という番組に、「ロービジョン・ブラインド川柳コンクール」事務局の神田信さんをお迎えしました。神田さんの目の状態はほとんど盲目です。放送の外でも、神田さんと色々なお話をしました。神田さんと私の共通の思いは、「少しでも多くの人に盲目やロービジョンのことを知ってほしい」ということです。知る人が多くなれば、考える人が多くなり、視覚障害者が住みやすい世の中になります。視覚障害者が暮らしやすいということは、視覚以外の障害者や高齢
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「意識と無意識」番組担当の白石です。今日は視覚障害者に対する「意識と無意識」について最近感じたことを書きます。私のことをロービジョン者と知っている人でも、ほとんどの人は四六時中そのことを意識していません。なぜなら、私が見た目には普通に行動しているように見えることが多いからです。誰かと一緒に行動していると、暗いところに入った瞬間や段差のあるところでは声掛けをしてくれます。しかし、電車のベルが鳴り、まさに出発しようとしているときに、急に階段を駆け上ったりします。段差のあるところで私は走ることがし
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「戦後80年、日本失明傷痍軍人会の歴史」①番組担当の塚本です。この「こぼれ話」の欄では先月半ば、戦争で失明した元兵士の短歌「戦盲歌」について取り上げました。先日、東京・九段下にある「しょうけい館」(戦傷病者史料館)を再度訪れ、失明した元兵士の戦後の暮らしぶりなどを記録した資料に目を通しました。終戦から四半世紀余り経った昭和46年11月、日本失明傷痍軍人会という団体が結成され、恩給の増額など様々な要求を掲げて、運動を展開します。この日本失明傷痍軍人会の創立20年記念誌(平成2年発行)と、創立30周年記念文集「戦争失明者
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「『火垂るの墓』音声ガイド付き上映会のお知らせ」番組担当の塚本です。先週から一昨日にかけて、視覚障害者の方々が映画鑑賞を楽しめるように配慮された「シネマ・チュプキ・タバタ」を紹介するとともに、そこで上映されたサヘル・ローズさんの初監督作品『花束』の音声ガイド付き上映会の模様をお伝えしました。こうした音声ガイド付き映画の制作は徐々に広がっており、Netflixから映画『火垂るの墓』の音声ガイド付き上映会が、7月12日(土)午後に文化放送にほど近い竹芝で開催されるとのご案内を頂きました。『火垂るの墓』は野坂昭如さんの原作を映画
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「タートルの会30周年 記念講演会」番組担当の塚本です。視覚障害者の就労支援団体「タートルの会」は、今年30周年を迎えました。6月21日に行われた2025年度総会に引き続いて、30周年の記念講演会が行われ、会の創設メンバーである国際視覚障害者援護協会理事の新井愛一郎さんが講師を務めました。わが国で各企業や役所での障害者採用が始まったのは、今から50年近く前の1976年。先天的な弱視であった新井さんが、社会保険庁(当時)に就職したのは1973年でした。視覚障害のために、事務作業をこなすのに苦労した新井さんは、弱問
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【メディア掲載】日刊ゲンダイ番組プロデューサー白石が、日刊ゲンダイより取材を受けました。以下よりお読みいただけます。『愉快な”病人”たち』「文化放送ディレクター白石仁司さん緑内障を語る『白く深い霧の中で生活している感じです』」(2024年2月28日発行) 「https://hc.nikkan-gendai.com/articles/280121」
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【メディア出演】ラジオ大阪「話の目薬」番組プロデューサー白石が、ラジオ大阪「話の目薬」に出演いたします。放送日:2024年2月27日(火)放送時間:20時~20時30分以下からお聞きいただけます。(※エリア外の方はプレミアム会員に登録する必要があります。)「https://radiko.jp/share/?t=20240227200000&sid=OBC」
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【メディア掲載】朝日新聞番組プロデューサー白石が、朝日新聞より取材を受けました。以下よりお読みいただけます。(※有料記事です)「(ひと)白石仁司さん 「ロービジョン」の世界を伝えるラジオ番組を制作」(2024年1月13日公開)
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「戦後80年、日本失明傷痍軍人会の歴史」①番組担当の塚本です。この「こぼれ話」の欄では先月半ば、戦争で失明した元兵士の短歌「戦盲歌」について取り上げました。先日、東京・九段下にある「しょうけい館」(戦傷病者史料館)を再度訪れ、失明した元兵士の戦後の暮らしぶりなどを記録した資料に目を通しました。終戦から四半世紀余り経った昭和46年11月、日本失明傷痍軍人会という団体が結成され、恩給の増額など様々な要求を掲げて、運動を展開します。この日本失明傷痍軍人会の創立20年記念誌(平成2年発行)と、創立30周年記念文集「戦争失明者 -
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