「盲導犬ユーザーは語る」

盲導犬の育成、教育訓練、ユーザーへの貸与などの業務を手掛ける日本盲導犬協会は、1967年に設立され、既に56年の歴史を有しています。
2017年には設立50周年の記念式典が、180頭の盲導犬も参加して盛大に開かれました。
その際、50周年記念誌が発行され、その記念誌の別冊として、「盲導犬と歩く~ユーザーは語る」という冊子が発行され、そこには238人の盲導犬ユーザーの声が紹介されています。
そのユーザーの方々の声から、何人かの声を紹介させて頂きます。

夫婦で盲導犬との歩行を楽しんでいる視覚障碍者のお二人は、「盲導犬を持ったら人生観が変わる」「こんなに世界がひろがるものか」と感想を語っておられます。

また、音楽家の女性は、「盲導犬は歩行を助けてくれるだけでなく、人生そのものをカラフルなものにしてくれる。将来はブラインドメイク(目の見えない人が自分でメイクする)にもチャレンジしてみたいと、広がる夢を語ってくれていました。

また、コンサートなどにも盲導犬と一緒に出掛けていくという男性は、「この17年間、一つの事故もなく盲導犬と一緒に歩き続ける事が出来、数知れぬ人との出会いを体験することができた。視機能のほとんどを失っても、こうありたいと思う自分は、今も健在です」と自信に満ちた口調で語っています。

このように「盲導犬と歩く~ユーザーは語る」に紹介されている視覚障碍者の方々は、心の底から盲導犬との生活を楽しんでおられるようです。
尚、詳しくは日本盲導犬協会のHPの「ユーザーは語る」の欄に掲載されていますので、ご興味のある方はご覧になってみてはいかがでしょうか。