「視覚障害者の就労・職場定着に必要な支援」

番組制作担当の塚本です。

今日も、3月15日に行われた全国視覚障害者雇用促進連絡会の厚生労働省に対する申し入れについて、連絡会の田中章治さんにうかがった内容を紹介いたします。

先ず視覚障害者の就労に必要な職業訓練についてですが、パソコンを利用して情報処理を行うスキルが必須となっていることから、そうした訓練を担当する指導者を数多く養成して欲しいとの要望が出されました。

現状では指導者の人数に地域によってバラツキがあり、全国どこででも視覚障害者への職業訓練が出来るようにして欲しいとの要望ですが、これに対する役所の回答は、「少しずつ増やしている」という内容でした。

また、障害者が職場で定着できるよう支援するジョブコーチについては、一定の研修を受けたうえで、その資格を得ることができますが、視覚障害者に特化したジョブコーチは圧倒的に少ないとの現状が指摘されました。

連絡会の田中章治さんは、「盲学校の教師を経験した人にジョブコーチの研修を受けてもらうなどの方法もあるのではないか」、また「企業がジョブコーチを雇うことも合理的配慮に含まれるのではないか」と話していました。