「工夫をこらす触覚書道」

番組制作担当の塚本です。

昨日(25日)に続いて今日も先日行われた触覚書道の講座について触れたいと思います。

参加者には、この講座を通じて知り合ったという方々も多く、終始和やかなひと時でした。

中にはご夫婦で参加している方もいらっしゃって、「触覚書道を始めて1年経つかどうかというレベルだが、妻が元々書道をやっていた。自分はまだ書道が楽しいというレベルには達していないが、妻が楽しんでやっているので、出来るだけサポートしたいと思っている」と話していました。

また、触覚書道を始めて3年になるという参加者の方は、「知り合いにこの講座の事を教えてもらった。私は中途失明だが、30年ぶりに筆が持ててうれしかった」と話していました。

この日の講座では、触覚書道の経験者に対しては、発泡スチロールの板に特殊な溶液を付けて書いた文字の溝に、様々な色の粘土を詰めて、文字を立体的に浮かび上がらせる練習が行われていました。

触覚書道は様々な試みを取り入れて、進化していくのだろうと予感させてくれる講座でした。