「起業した視覚障害者」

番組制作担当の塚本です。

日本弱視者ネットワーク」という患者の会があって、その組織内の就労グループが、定期的にオンラインによる就労相談会を開催しています。

その内容は、ホームページ上で公開されていますが、今日は、その中から昨年秋に行われた相談会の模様が、動画でアップされていましたので、手短に紹介させて頂きます。

テーマは、「弱視の起業家の話を聞こう」というもので、四人の当事者がそれまで勤めていた会社を辞め、独立したいきさつなどを語っています。

そのうちの一人、「読書日和」という出版社を起業した福島憲太さんは、先天性の弱視で、フリーのライターとして働いたり、出版社に勤務したりしていましたが、「こんな本を形に出来たらいいな」という想いから、自ら出版社を起業しました。
起業してみたものの、なかなか本が売れない・仕事がないという厳しさに直面しましたが、「でも、やるんだよ」という精神で頑張っています。

また、「ICTで視覚障害者の明るい明日を作る」をキャッチフレーズに「フロッグワークス」という会社を起業した岸本将志さんは、先天性の眼の病気と手の機能障害がありますが、医療機器メーカーで働いた後、独立しました。
視覚障害者向けパソコン、日常生活用具の販売事業を手掛けていますが「視覚障害者とICTの事なら何でもやる便利屋さん」を目指して活動しています。

こうした実例が、「日本弱視者ネットワークのホームページ」で閲覧できますので、ご覧になってみてはいかがでしょうか。