「全国視覚障害者外出支援連絡会(ジェイボス)」

番組制作担当の塚本です。

昨日に引き続いて、今日も「日本弱視者ネットワーク」の「移動を語る会」で出された声を紹介いたします。

視覚障害者にとって、「自由に、そして安全に旅をしてみたい」というのは、ごくごく自然な願望です。

その手段としては、同行援護の依頼、ガイドボランテイアの派遣の要請、観光タクシーの利用など様々な方法が用意されています。

手続き、経費などそれぞれに一長一短は有るようですが、今日は「全国視覚障害者外出支援連絡会」(通称、ジェイボス)の活動を紹介します。

ジェイボスの理念は「いつでもどこへでも、でかけたいときに、でかけたいところへ・・・」というものです。

現在27の都道府県に加盟団体があり、そのネットワークを利用して、旅に出かける視覚障害者のガイドボランテイアを派遣しています。

それだけでなく、ジェイボスが旅の企画を立て、参加者を募ってツアーを主催することもあります。

コロナ禍の3年間は、利用者が減っていましたが、それ以外の年は年間400人から500人の視覚障害者がコンスタントに利用しています。

「移動を語る会」でも、利用者から手続きが簡単で、費用も安いという声が聞かれました。

今後は、このネットワークを全国47都道府県に広げていくことが課題です。