「タンデム自転車」

番組制作担当の塚本です。

タンデム自転車をご存知でしょうか。
パラスポーツの自転車競技の映像などでご覧になった方もおられると思いますが、いわゆる二人乗りの自転車です。

晴眼者が前の座席に座り、視覚障碍者が後部座席に座って、それぞれペダルをこいで進みます。
日頃は自転車には乗らない視覚障碍者の方が多いかもしれませんが、このタンデム自転車であれば、視覚障害の方も風を切ってアウトドアスポーツを楽しむことができます。

タンデム自転車は、車体が普通の自転車より長く、小回りが利かず、危険ではないかといった理由で、公道での走行が認められるまでに時間がかかっていました。
しかし、東京都が今年7月、タンデム自転車の公道での走行を認めることとしたため、47都道府県全てで、公道での走行が認められることとなり、タンデム自転車の普及を期待する声が高まっています。

愛媛県松山市には、「タンデム自転車NONちゃん倶楽部」というNPO法人があって、既に13年間以上も活動を続けています。
視覚障害の方の参加を募って、お花見の時期にサイクリングのイベントを行ったり、タンデム自転車の安全講習会を開催するなど、多彩な活動を繰り広げています。

タンデム自転車に興味のある方は、「タンデム自転車NONちゃん倶楽部」のホームページをご覧になってみてはいかがでしょうか。