「ラジオ・フチューズ(コミュニテイFM)」

番組制作担当の塚本です。

先日は東京都府中市在住の方から、「ロービジョン広場」に投稿を頂き、有難うございました。
早速、「リスナーの声」の欄に掲載させていただきました。ロービジョンから失明に至ったという視覚障害の当事者の方の投稿でした。

内容を拝見しますと、土曜日の午前9時半から10時まで、府中市のコミュニテイFMで、「ブラインド・ナビ」という番組のパーソナリテイを担当されているという事で、11月18日(土)の番組を聞かせていただきました。

視覚障害の方が二人で番組を進行していました。
お二人とも11月1日~3日迄、錦糸町で開催されていた「サイトワールド」のイベントに参加され、様々な支援機器を体験されてきたそうです。

番組の中でお二人が強調されていたポイントの一つは、医療と福祉をつなげる仕組みが、もっと構築されるべきだという点でした。
そのためには、以前、この欄でも紹介したスマートサイトの活用の必要性が挙げられていました。

また、特にロービジョンの患者の場合は、「なかなか周囲の人に自分の見え方を理解してもらえないし、自分でもうまく説明できない」という共通の悩みがあるということでした。
そのためには、視覚障碍者の団体も閉鎖的になるのではなく、もっと外へ働きかけていくべきだとの提言もなされていました。

番組の最後には、ロービジョン川柳が紹介され、この日の作品は、
「見えにくさ シェアして減らす 生きにくさ」
というものでした。

地域密着のコミュニテイFM局が、こうした番組を放送することは、地域の人に視覚障碍者の事を知ってもらう機会になると思います。
ラジオ・フチューズ」については、局のHPをご参照ください。