今週は「ガイドヘルパーの日 記念週間」

番組制作担当の塚本です。

視覚障害者にとって、外出時の移動をサポートしてくれる同行援護者・ガイドヘルパーは、心強い存在です。

同行援護が制度化されて10年の今年、12月3日が「ガイドヘルパーの日」と定められ、12月3日~10日までの1週間が「ガイドヘルパーの日 記念週間」となりました。

先日3日(日)には記念式典が、「日本視覚障害者団体連合」と同行援護事業所等連絡会の共催で開催されました。

式典では、実際にガイドヘルパーを頼んで移動している視覚障害の当事者、ガイドヘルパーを派遣する事業所の職員、ガイドヘルパーの仕事に携わっている担当者などから、様々な声が寄せられました。

札幌からオンラインで参加した方は、冬は雪で点字ブロックが埋まったり、歩道がなくなってしまったりするので、ガイドヘルパーの利用で大いに助けられていると話していました。

また岩手にお住いの方は、病院に行くとき、郊外の店に買い物に行くとき、音楽のライブに行くときなどに、ガイドヘルパーをお願いしており、大好きなCDなどもガイドヘルパーに手伝ってもらって購入していると話していました。

この他、千葉でガイドヘルパーの仕事をしている方は、「ガイドヘルパーとは、視覚障害者に目を貸す仕事だと思う」と語り、その役割として、移動支援・情報提供・代筆代読の3点を挙げていました。

更に、ガイドヘルパーの将来の在り方として、就労などに同行援護できない今の仕組みは是正されなければならないといった指摘もありました。

この式典の模様は、「日本視覚障害者団体連合のホームページ」で閲覧できます。