「障がい者支援サービスの地域格差」

番組制作担当の塚本です。

視覚障害者が生活するうえで、移動の安全をいかに確保するかは重要な課題です。

通勤・通学・通院は言うに及ばず、安心して買い物に出かけられること、時には旅に出かけたいと思う事なども、ごくごく自然な希望でしょう。

そのための仕組みとして同行援護というサービス事業が制度化されています。

これによって、視覚障害で移動に著しい困難を有する障がい者は、外出先などにおいて、代筆・代読などを含む必要な支援サービスを受けられる事になっています。

ただ、サービスを提供する事業者の数に、大きな地域格差があることが問題とされています。

当然、サービス事業者は都市部に集中する傾向があり、人口の少ない地域では、視覚障害者が同行援護のサービスを要望したとしても、事業者がおらず、サービスが提供されないという現実が、あちこちで露呈しています。

この問題については、日本視覚障害者団体連合のホームページに、「同行援護事業ハンドブックQ&A」として掲載されています。