「『目の不自由な人に避難マップを届けよう』続報」

番組制作担当の塚本です。

3月20日のこの欄で、「目の不自由な人に避難マップを届けよう」という取り組みの一環として、クラウドファウンデイングが行われていることを紹介いたしました。

これは、株式会社「アメディア」が始めたもので、集まった支援が3月24日の段階で、目標の100万円を超え、130万1千円となりました。

このクラウドファンデイングは3月28日が締め切り期限ですが、目標額は160万円に引き上げられています。

「アメディア」の望月優代表は、より一層のご支援をお願いしたいと呼び掛けています。

目標の100万円を達成した3月20日に望月代表は、『「目が見えないから」で諦めない!自分で歩いて命を守る避難マッププロジェクト』の番組にYouTubeで出演し、これまでの経緯と今後について述べていました。

元々、望月代表は、視覚障害者が目的地まで安心・安全に行き来できるように、音声と振動でルートを伝えるナビレクというシステムを開発しました。

そして昨年6月、各自治体で「災害時に支援が必要な障害者の個別避難計画」を作成する動きがあることを知り、このナビレクを災害時の視覚障害者の避難にも活用できるのではないかと望月代表は考えました。

これまでは、災害時の避難に当たっては、視覚障害者は支援スタッフがくるまで自宅で待機するのが原則とされてきました。

しかしそれでは、災害の規模によっては逃げ遅れたりする心配もあるのではないかとして、ナビレクのシステムを避難に活用できないかと考えたものです。

自宅から最寄りの避難所までのルートをスマホに取り込み、それを音声と振動で伝えようというものです。

望月代表は、今後、個別避難計画の作成に当たって、このシステムを採用できないかと、各自治体に働き掛ける方針です。なお詳細は、「アメディアのホームページ」をご参照ください。