「視覚障がい者向け機器展示会②」

番組制作担当の塚本です。

本日も昨日に続いて、4月27日(土)に練馬区立産業プラザで開催された視覚障がい者向けの機器展示会「第33回アメデイアフェア」について触れます。

来場した視覚障がい者の関心の高かったのは、安全な歩行を補助してくれるナビゲーションアプリや、音声パソコンなどの情報機器だったようです。

フェアを主催した株式会社アメデイア社長の望月優さんによりますと、「視覚障がい者の情報入手の機器は進歩している。インターネット経由のものも、紙の印刷物を読み取るものも、両方ともに進歩している。ただ使い方が問題で、多くの機能を盛り込もうとすると操作が難しくなる。この辺の折り合いが難しい」と話していました。

また、望月社長によりますと、視覚障がい者にとって安全な歩行は、情報の入手よりもハードルが高いという事です。

なぜなら歩行は一定の危険を伴うからで、白杖を使うにしろ、盲導犬を利用するにしろ、更にナビアプリを使って歩行するにせよ、それ以前に1カ月ぐらいの期間をかけての歩行訓練が必要だという事です。

この基本的な訓練はハイテク機器で代替することは無理であり、この歩行訓練を気軽に受けられるようにすることが、何よりも大切であると、望月社長は強調していました。