「社会福祉ヒーローズ賞」

番組制作担当の塚本です。

2月27日(火)に恵比寿ガーデンプレイスで、「社会福祉ヒーローズ賞」のファイナルコンテストが行われました。

この賞は社会福祉の現場で活躍する20代~30代の若手社員を表彰するもので、ファイナリストには予選を勝ち抜いた6人が選ばれていました。

この6人が登壇し、「福祉の仕事を志した理由」「日ごろの業務」「将来の夢」などを審査員にプレゼンし、最優秀の人に対して「ベストヒーローズ賞」が授与されるというものです。

この日は、認知症のデイサービス勤務の職員、保育士、社会福祉協議会の職員など6人がそれぞれの想いを熱く語っていました。

そして今年の「社会福祉ヒーローズ賞」を獲得したのは、大分県大分市の知的障害者施設「暁雲福祉会」の丹羽信誠さん(39歳)でした。

丹羽さんは、知的障害者の雇用促進を目的として創設された大分キャノンの特例子会社「キャノンウィンド」に出向し、知的障害者への職業訓練、生活訓練などを通じて、障害者の職域を飛躍的に拡大した実績が評価されました。

キャノンウィンドには、26人の知的障碍者が雇用され、大分キャノンのカメラ製品などの製造に当たっています。

障害者は一人一人に大きな可能性を秘めているという丹羽さんの言葉が印象的でした。

これは抱える障害の種類に違いはあっても、障害者に向き合う誰もが共通して持つべき価値観ではないでしょうか。