「AIスーツケース、定常運用始まる」

番組制作担当の塚本です。

「日本科学未来館」が開発している視覚障がい者向けの自律型ナビゲーションロボット「AIスーツケース」の館内での定常運用が、4月18日から始まっています。

これはAIスーツケースで日本科学未来館の館内の常設展示を巡るもので、館内を訪れた数多くの来場者を避けながら安全に視覚障がい者をガイドしようというものです。

先日、このAIスーツケースのプレス向け体験会が行われ、「知っていますか？ロービジョン」の番組の白石プロデユーサーが参加しました。

この体験会で挨拶に立った浅川智恵子館長は、今回の定常運用の意義について、AIスーツケースのナビゲーション機能の向上、とりわけ館内を見学している人たちの動きを察知して、止まったり、よけて通ったりと、臨機応変に対応するための膨大なデータをリアルな環境で収集することが出来るとしています。

そして将来的には世界中のミュージアムで、このAIスーツケースが利用できるようにすることを目指すと話しています。

AIスーツケースの定常運用は、毎日三回行われ、視覚障がい者の方は、体験希望日の3週間前から電話（03-3570-9151）で事前予約を受け付けています。