「歩行支援ツール」への関心度

11月1日から3日まで開催された「サイトワールド」の会場は、多くの来場者でごった返していました。
視覚障害の方々が、少しでも自分の症状の改善に役立つ商品・サービスの情報を得ようと一生懸命で、各出展社のブースの前には長い行列が出来ていました。

ある視覚障害の男性は、「自分はまだ白杖を使い始めて初心者だが、白杖の新製品に興味がある。私はこういう混雑した会場でもスムーズに歩いてみたいが、街中のようには歩けない。こういう混雑した会場を上手に歩くには、一人ではダメですね」と話していました。

また、「歩いていると白杖を蹴られたり、自転車の車輪に挟まれたこともあった。信号で自転車にひかれそうになったこともある。スマホで使える歩行支援のアプリに興味が有るので話を聞いてみたい」と話す人もいました。

この他、年配の女性は、「歩いて通勤しているが45分ぐらいかかる。白杖を使っていると手が痛くなって、長い距離は歩けない。靴に付けると道順を教えてくれるアシラセという商品を体験させてもらったが良かった」と感想を漏らしていました。
実際に商品・サービスを体験できるところが、「サイトワールド」の魅力なのでしょう。