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「全盲の落語家 桂福点さん~噺家生活15周年」番組担当の塚本です。上方落語の桂福点さんが、今年、噺家生活15周年を迎え、「翔ぶトリウィーク」と題する興行を各地で開いています。桂福点さんは、生まれたときから緑内障で片目が失明していました。中学2年生の頃から、病状が進行し、高校で両目とも失明します。そのころは、まだ音声パソコンなどが無い時代で、点字の勉強を始めるなど、一からのやり直しに迫られ、大変な苦労をされます。特に小中学生の頃は、マンガを描くのが大好きな少年で、マンガを楽しめないのが、一番辛かったと振り返っておられます。
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【告知】放送決定!番組第六弾の放送が決定しました!今回は、「ロービジョンの本音ぶちまけ座談会!!」をお届け。スタジオにロービジョン当事者をお招きして、日々の困りごとなどを本音でトークします。出演は、これまでに引き続いて、サヘル・ローズ、文化放送局員の白石仁司と、ゲストの、「はなまる学習塾」で子ども達に算数と数学を教えている松島伸浩さん、YouTubeチャンネル「あさひ旅するロービジョン」で、視覚障害についてや障害があっても豊かに生きるために役立つ情報を配信している、ロービジョンユーチューバーの
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【番組概要】Vol.5この記事では、ラジオ放送第五弾の概要を紹介します。『知っていますか?ロービジョン~0と1の間Vol.5』は、文化放送で2024年9月23日(月・祝)11時00分より放送されました。当番組は、自らロービジョン者である文化放送社員が企画・制作を担当しています。今回もパーソナリティには、この番組の趣旨を深く理解しているサヘル・ローズを迎えています。今回の第五弾のテーマは「ロービジョンの歩き方」。視覚障害者は、移動する時、大変な困難を抱えています。そんな視覚障害者の「移動」の現状につ
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【番組概要】Vol.5この記事では、ラジオ放送第五弾の概要を紹介します。『知っていますか?ロービジョン~0と1の間Vol.5』は、文化放送で2024年9月23日(月・祝)11時00分より放送されました。当番組は、自らロービジョン者である文化放送社員が企画・制作を担当しています。今回もパーソナリティには、この番組の趣旨を深く理解しているサヘル・ローズを迎えています。今回の第五弾のテーマは「ロービジョンの歩き方」。視覚障害者は、移動する時、大変な困難を抱えています。そんな視覚障害者の「移動」の現状につ
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【番組概要】Vol.4この記事では、ラジオ放送第四弾の概要を紹介します。『知っていますか?ロービジョン~0と1の間Vol.4』は、2024年3月31日(日・祝)15時00分より放送されました。当番組は、自らロービジョン者である文化放送社員が企画・制作を担当しています。今回もパーソナリティには、この番組の趣旨を深く理解しているサヘル・ローズを迎えています。今回の第四弾のテーマは「働く」。視覚障害者の労働の現状について理解を深めるべく、働くロービジョン者にインタビュー。視覚障害のある中で仕事をし続ける
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【番組概要】Vol.3この記事では、ラジオ放送第三弾の概要・最後に出題した問題への応答を紹介します。『知っていますか?ロービジョン~0と1の間Vol.3』は、2023年9月18日(月・祝)午前10時00分より放送されました。当番組は、自らロービジョン者である文化放送社員が企画・制作を担当しています。今回もパーソナリティには、この番組の趣旨を深く理解しているサヘル・ローズを迎えています。今回の第三弾では、多様なロービジョンの症状についてロービジョン専門医に取材した模様を紹介するほか、これまでのシリー
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「『あるもの』と『ないもの』の証明」番組担当の白石です。今日は「あるもの」と「ないもの」の違いについてロービジョン者の経験からお話します。私の病気、緑内障は視野が欠けています。分かりやすく言うと、人を見た場合、例えば右手と下半身そして顔半分が欠けていたりします。欠けているところは真っ黒になるわけではなく、背景と同化して、半透明人間のように見えます。(背景と同化するため緑内障初期の人はなかなか症状に気付きません。)私のようにかなり症状が進むと、動くことに慎重になります。例えば食卓。コップが「ある」と認識できれば、
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「第6回ロービジョン・ブラインド川柳」番組担当の白石です。1月19日(金)文化放送「くにまる食堂」という番組に、「ロービジョン・ブラインド川柳コンクール」事務局の神田信さんをお迎えしました。神田さんの目の状態はほとんど盲目です。放送の外でも、神田さんと色々なお話をしました。神田さんと私の共通の思いは、「少しでも多くの人に盲目やロービジョンのことを知ってほしい」ということです。知る人が多くなれば、考える人が多くなり、視覚障害者が住みやすい世の中になります。視覚障害者が暮らしやすいということは、視覚以外の障害者や高齢
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「意識と無意識」番組担当の白石です。今日は視覚障害者に対する「意識と無意識」について最近感じたことを書きます。私のことをロービジョン者と知っている人でも、ほとんどの人は四六時中そのことを意識していません。なぜなら、私が見た目には普通に行動しているように見えることが多いからです。誰かと一緒に行動していると、暗いところに入った瞬間や段差のあるところでは声掛けをしてくれます。しかし、電車のベルが鳴り、まさに出発しようとしているときに、急に階段を駆け上ったりします。段差のあるところで私は走ることがし
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「全盲の落語家 桂福点さん~噺家生活15周年」番組担当の塚本です。上方落語の桂福点さんが、今年、噺家生活15周年を迎え、「翔ぶトリウィーク」と題する興行を各地で開いています。桂福点さんは、生まれたときから緑内障で片目が失明していました。中学2年生の頃から、病状が進行し、高校で両目とも失明します。そのころは、まだ音声パソコンなどが無い時代で、点字の勉強を始めるなど、一からのやり直しに迫られ、大変な苦労をされます。特に小中学生の頃は、マンガを描くのが大好きな少年で、マンガを楽しめないのが、一番辛かったと振り返っておられます。
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「災害時のトイレの備え」④番組担当の塚本です。「視覚障害者とともに学ぶ教養講座」でのNPO法人日本トイレ研究所の加藤篤さんの講演の内容を、昨日迄、3回にわたって紹介してきましたが、本日はその最終回として、大規模震災発生時に真っ先に問題となるトイレ問題にいかに備えておくべきかについて触れます。加藤さんが強調していたのは、初動対応は先ず携帯トイレを用意しておくことが最優先となるという点でした。携帯トイレとは、便器に取り付ける袋式のトイレのことで、避難所のトイレも初動は携帯トイレが好ましいということでした。
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「災害時のトイレの備え」③番組担当の塚本です。23日(日)に開催された「視覚障害者とともに学ぶ教養講座」でのNPO法人「日本トイレ研究所」の代表、加藤篤さんの講演内容のご紹介。三回目の今日は、大規模震災時に避難所での仮設トイレがどこまで役立つのかどうかがテーマです。昨年の能登半島地震で、10か所の避難所を調査したところ、三日以内に仮設トイレが設置されたのは1か所だけだったという話は、昨日紹介いたしました。それでは、東京で大地震が発生した場合を想定すると、仮設トイレの設置はまず無理だろうということでした
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【メディア掲載】日刊ゲンダイ番組プロデューサー白石が、日刊ゲンダイより取材を受けました。以下よりお読みいただけます。『愉快な”病人”たち』「文化放送ディレクター白石仁司さん緑内障を語る『白く深い霧の中で生活している感じです』」(2024年2月28日発行) 「https://hc.nikkan-gendai.com/articles/280121」
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【メディア出演】ラジオ大阪「話の目薬」番組プロデューサー白石が、ラジオ大阪「話の目薬」に出演いたします。放送日:2024年2月27日(火)放送時間:20時~20時30分以下からお聞きいただけます。(※エリア外の方はプレミアム会員に登録する必要があります。)「https://radiko.jp/share/?t=20240227200000&sid=OBC」
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【メディア掲載】朝日新聞番組プロデューサー白石が、朝日新聞より取材を受けました。以下よりお読みいただけます。(※有料記事です)「(ひと)白石仁司さん 「ロービジョン」の世界を伝えるラジオ番組を制作」(2024年1月13日公開)
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「全盲の落語家 桂福点さん~噺家生活15周年」番組担当の塚本です。上方落語の桂福点さんが、今年、噺家生活15周年を迎え、「翔ぶトリウィーク」と題する興行を各地で開いています。桂福点さんは、生まれたときから緑内障で片目が失明していました。中学2年生の頃から、病状が進行し、高校で両目とも失明します。そのころは、まだ音声パソコンなどが無い時代で、点字の勉強を始めるなど、一からのやり直しに迫られ、大変な苦労をされます。特に小中学生の頃は、マンガを描くのが大好きな少年で、マンガを楽しめないのが、一番辛かったと振り返っておられます。 -
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「災害時のトイレの備え」④番組担当の塚本です。「視覚障害者とともに学ぶ教養講座」でのNPO法人日本トイレ研究所の加藤篤さんの講演の内容を、昨日迄、3回にわたって紹介してきましたが、本日はその最終回として、大規模震災発生時に真っ先に問題となるトイレ問題にいかに備えておくべきかについて触れます。加藤さんが強調していたのは、初動対応は先ず携帯トイレを用意しておくことが最優先となるという点でした。携帯トイレとは、便器に取り付ける袋式のトイレのことで、避難所のトイレも初動は携帯トイレが好ましいということでした。 -
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「災害時のトイレの備え」③番組担当の塚本です。23日(日)に開催された「視覚障害者とともに学ぶ教養講座」でのNPO法人「日本トイレ研究所」の代表、加藤篤さんの講演内容のご紹介。三回目の今日は、大規模震災時に避難所での仮設トイレがどこまで役立つのかどうかがテーマです。昨年の能登半島地震で、10か所の避難所を調査したところ、三日以内に仮設トイレが設置されたのは1か所だけだったという話は、昨日紹介いたしました。それでは、東京で大地震が発生した場合を想定すると、仮設トイレの設置はまず無理だろうということでした