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「視覚障害者の職場定着のために」①番組担当の塚本です。以前、この「こぼれ話」の欄で、サイゼリヤという外食チェーン店での視覚障害の来店客への対応の良さをご紹介したことがあります。サイゼリヤは、来店客への接遇だけではなく、障害者の雇用においても、様々な取り組みをしているとの事で、その事例を今回は紹介いたします。独立行政法人「高齢・障害・求職者雇用支援機構」(jeed)が発行している「視覚障害者の職場定着推進マニュアル」に紹介されていたものです。2006年1月、サイゼリアの店舗等で働いていた一人の男性が、視神経炎と
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【番組概要】Vol.6この記事では、ラジオ放送第六弾の概要を紹介します。『知っていますか?ロービジョン~0と1の間Vol.6』は、文化放送で2025年3月31日(月)12時00分より放送されました。当番組は、自らロービジョン者である文化放送社員が企画・制作を担当しています。今回もパーソナリティには、この番組の趣旨を深く理解しているサヘル・ローズを迎えています。今回の第六弾は、「ロービジョンの本音ぶちまけ座談会!!」をお届け。スタジオにロービジョン当事者をお招きして、日々の困りごとなどを本音でトーク
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【告知】放送決定!番組第六弾の放送が決定しました!今回は、「ロービジョンの本音ぶちまけ座談会!!」をお届け。スタジオにロービジョン当事者をお招きして、日々の困りごとなどを本音でトークします。出演は、これまでに引き続いて、サヘル・ローズ、文化放送局員の白石仁司と、ゲストの、「はなまる学習塾」で子ども達に算数と数学を教えている松島伸浩さん、YouTubeチャンネル「あさひ旅するロービジョン」で、視覚障害についてや障害があっても豊かに生きるために役立つ情報を配信している、ロービジョンユーチューバーの
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【番組概要】Vol.6この記事では、ラジオ放送第六弾の概要を紹介します。『知っていますか?ロービジョン~0と1の間Vol.6』は、文化放送で2025年3月31日(月)12時00分より放送されました。当番組は、自らロービジョン者である文化放送社員が企画・制作を担当しています。今回もパーソナリティには、この番組の趣旨を深く理解しているサヘル・ローズを迎えています。今回の第六弾は、「ロービジョンの本音ぶちまけ座談会!!」をお届け。スタジオにロービジョン当事者をお招きして、日々の困りごとなどを本音でトーク
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【番組概要】Vol.5この記事では、ラジオ放送第五弾の概要を紹介します。『知っていますか?ロービジョン~0と1の間Vol.5』は、文化放送で2024年9月23日(月・祝)11時00分より放送されました。当番組は、自らロービジョン者である文化放送社員が企画・制作を担当しています。今回もパーソナリティには、この番組の趣旨を深く理解しているサヘル・ローズを迎えています。今回の第五弾のテーマは「ロービジョンの歩き方」。視覚障害者は、移動する時、大変な困難を抱えています。そんな視覚障害者の「移動」の現状につ
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【番組概要】Vol.4この記事では、ラジオ放送第四弾の概要を紹介します。『知っていますか?ロービジョン~0と1の間Vol.4』は、2024年3月31日(日・祝)15時00分より放送されました。当番組は、自らロービジョン者である文化放送社員が企画・制作を担当しています。今回もパーソナリティには、この番組の趣旨を深く理解しているサヘル・ローズを迎えています。今回の第四弾のテーマは「働く」。視覚障害者の労働の現状について理解を深めるべく、働くロービジョン者にインタビュー。視覚障害のある中で仕事をし続ける
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「『あるもの』と『ないもの』の証明」番組担当の白石です。今日は「あるもの」と「ないもの」の違いについてロービジョン者の経験からお話します。私の病気、緑内障は視野が欠けています。分かりやすく言うと、人を見た場合、例えば右手と下半身そして顔半分が欠けていたりします。欠けているところは真っ黒になるわけではなく、背景と同化して、半透明人間のように見えます。(背景と同化するため緑内障初期の人はなかなか症状に気付きません。)私のようにかなり症状が進むと、動くことに慎重になります。例えば食卓。コップが「ある」と認識できれば、
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「第6回ロービジョン・ブラインド川柳」番組担当の白石です。1月19日(金)文化放送「くにまる食堂」という番組に、「ロービジョン・ブラインド川柳コンクール」事務局の神田信さんをお迎えしました。神田さんの目の状態はほとんど盲目です。放送の外でも、神田さんと色々なお話をしました。神田さんと私の共通の思いは、「少しでも多くの人に盲目やロービジョンのことを知ってほしい」ということです。知る人が多くなれば、考える人が多くなり、視覚障害者が住みやすい世の中になります。視覚障害者が暮らしやすいということは、視覚以外の障害者や高齢
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「意識と無意識」番組担当の白石です。今日は視覚障害者に対する「意識と無意識」について最近感じたことを書きます。私のことをロービジョン者と知っている人でも、ほとんどの人は四六時中そのことを意識していません。なぜなら、私が見た目には普通に行動しているように見えることが多いからです。誰かと一緒に行動していると、暗いところに入った瞬間や段差のあるところでは声掛けをしてくれます。しかし、電車のベルが鳴り、まさに出発しようとしているときに、急に階段を駆け上ったりします。段差のあるところで私は走ることがし
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「視覚障害者の職場定着のために」①番組担当の塚本です。以前、この「こぼれ話」の欄で、サイゼリヤという外食チェーン店での視覚障害の来店客への対応の良さをご紹介したことがあります。サイゼリヤは、来店客への接遇だけではなく、障害者の雇用においても、様々な取り組みをしているとの事で、その事例を今回は紹介いたします。独立行政法人「高齢・障害・求職者雇用支援機構」(jeed)が発行している「視覚障害者の職場定着推進マニュアル」に紹介されていたものです。2006年1月、サイゼリアの店舗等で働いていた一人の男性が、視神経炎と
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「視覚障害者の災害対策」番組担当の塚本です。今日9月1日は防災の日。全国で自宅や地域、或いは職場などで、様々な形で災害への備えを改めて確認する試みなどが行われるかと思います。視覚に障害を持つ方々にとっては、人一倍、関心の高い点ではないかと思われます。点字民報8月号には、福島県視覚障害者協議会のメンバーからの投稿が掲載され、災害発生時に避難所で直面するトイレ問題についての関心が高いことが分かりました。昨年元旦の能登半島地震の際も、避難所に設置された仮設トイレの85%が和式トイレで、障害者が大変に苦労し
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「駅ホーム転落事故防止の実証実験はいつ?」番組担当の塚本です。「点字毎日」の8月28日号に、筑波大学付属視覚特別支援学校の宇野和博さんから、「駅ホーム転落事故防止のために、視覚障害者が駅ホームの中央部分を線路に沿って歩ける何らかの触覚的な手掛かりが必要ではないか」という趣旨の投稿が掲載されていました。現在、視覚障害者が線路に沿って平行に移動するための誘導ブロックは、ホームの端から80センチの場所に敷設されている警告ブロックを頼りにするしかありません。ホーム中央に何らかのブロックが敷設されていれば、ホームの端を歩いて移
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【メディア掲載】日刊ゲンダイ番組プロデューサー白石が、日刊ゲンダイより取材を受けました。以下よりお読みいただけます。『愉快な”病人”たち』「文化放送ディレクター白石仁司さん緑内障を語る『白く深い霧の中で生活している感じです』」(2024年2月28日発行) 「https://hc.nikkan-gendai.com/articles/280121」
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【メディア出演】ラジオ大阪「話の目薬」番組プロデューサー白石が、ラジオ大阪「話の目薬」に出演いたします。放送日:2024年2月27日(火)放送時間:20時~20時30分以下からお聞きいただけます。(※エリア外の方はプレミアム会員に登録する必要があります。)「https://radiko.jp/share/?t=20240227200000&sid=OBC」
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【メディア掲載】朝日新聞番組プロデューサー白石が、朝日新聞より取材を受けました。以下よりお読みいただけます。(※有料記事です)「(ひと)白石仁司さん 「ロービジョン」の世界を伝えるラジオ番組を制作」(2024年1月13日公開)
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「視覚障害者の職場定着のために」①番組担当の塚本です。以前、この「こぼれ話」の欄で、サイゼリヤという外食チェーン店での視覚障害の来店客への対応の良さをご紹介したことがあります。サイゼリヤは、来店客への接遇だけではなく、障害者の雇用においても、様々な取り組みをしているとの事で、その事例を今回は紹介いたします。独立行政法人「高齢・障害・求職者雇用支援機構」(jeed)が発行している「視覚障害者の職場定着推進マニュアル」に紹介されていたものです。2006年1月、サイゼリアの店舗等で働いていた一人の男性が、視神経炎と -
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「視覚障害者の災害対策」番組担当の塚本です。今日9月1日は防災の日。全国で自宅や地域、或いは職場などで、様々な形で災害への備えを改めて確認する試みなどが行われるかと思います。視覚に障害を持つ方々にとっては、人一倍、関心の高い点ではないかと思われます。点字民報8月号には、福島県視覚障害者協議会のメンバーからの投稿が掲載され、災害発生時に避難所で直面するトイレ問題についての関心が高いことが分かりました。昨年元旦の能登半島地震の際も、避難所に設置された仮設トイレの85%が和式トイレで、障害者が大変に苦労し -
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