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1月23日(月)〜1月27日(金) 
今週は北区滝野川の「亀の子束子西尾商店(かめのこたわし・にしおしょうてん)」さんを訪ねました。 
お台所の必需品、亀の子束子、知らないという人はいませんよね? 
一般名詞として使われていますが、実は「かめのこたわし」というのは、1907年(明治40年)に亀の子束子西尾商店の初代社長・西尾正左衛門さんが考案した商品名なんです。来年で誕生から100年になります。 
工場で大量生産している大きなメーカーというイメージがありますが、この亀の子束子は、いまだに熟練の職人さんの手仕事で作られているんです。
  
基本構造は「針金に植物の繊維を挟んで、針金をねじり、棒状にしたブラシをU字形にしたもの」ですから、作り自体はシンプルだと思うんです。 
簡単に作れそうな気がしたので、製作体験をさせていただきましたが、なかなかどうして、これが難しい! 何とか形にはなったものの、繊維の並びがバラバラです。
  
工場では、タワシ作り20年、30年という熟練の職人さんが作ったものを、「針金のゆるみがないか」「繊維は揃っているか」「色むらはないか」などをチェックして、合格したものだけを包装して出荷しているそうです。この小さな道具にも、職人の技が凝縮しているんですね。
  
亀の子束子が発明された時からあるのは “パーム” と “シュロ” のタワシです。パームはやや固めの繊維で、鍋やまな板を磨くのに適していますし、ジャガイモやゴボウを洗うと皮がきれいにむけます。シュロのたわしは、やや柔らかめでガラスの食器、ホーローやステンレスの鍋を洗うのに適しています。20年ほど前から作られているサイザル麻のタワシは、かなり柔らかめでボディーマッサージ等にも向いています。その他、化学繊維のものもありますし、丸い物、四角い物、大きな物、小さな物、全部で200種類以上の亀の子束子があるそうです。現在、亀の子束子は商社を通じて世界30カ国以上に輸出されているそうでして、現地の日本人が買い求めて使うことが多いそうです。
  
亀の子束子西尾商店 
東京都北区滝野川 6-14-8 
 
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