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9月5日(月)〜9月9日(金)
今週は足立区千住宮元町の江戸刺繍職人3代目・竹内功さんを訪ねました。
“刺繍”は繊細で緻密、独特の美の世界ですね。刺繍職人は職人であり芸術家であり、、、仕事を見せていただきながらのインタビューでした。右手が上、左手が下、一針一針、布地の上下を往復していくごとに草花などの緻密な模様が立体的に姿を現してきます。本当に本当に根気が要る仕事だなぁ〜とつくづく感じました。
江戸刺繍の特徴は、京都刺繍・加賀刺繍との比較で言えば「刺繍をいれていない空間とのバランスの美しさを大事にする」ということだそうです。
刺繍の善し悪しを決めるのは、まずは図案、そして配色、その二つに並んで「縫い方・技法」と言われています。刺繍の技法は17種類。平安時代には、現在伝わっている技の基礎が確立されていたそうです。糸の太さ、撚りの甘さなどを考えながら自分で糸を撚り、プラチナ・金・銀等の貴金属の糸をはじめ、約400種類もある色とりどりの糸を使いながら、緻密に、まるで細密画を描くように刺繍を仕上げていきます。
刺繍は主に和服、着物・帯、袋物などの和装アクセサリー、能や歌舞伎の衣装、ステージの緞帳(どんちょう)、お相撲さんの化粧回し、、、等。ちょっと「日常的なもの」という感じはしませんよね。そういったなか、竹内さんは 刺繍の新しい可能性に挑戦しています。詳しくは竹内さんのホームページをご覧下さい。
http://homepage2.nifty.com/t-isao/page/main.html
また、竹内さんの工房では「刺繍教室」を開催しています。全くの初心者からOKだそうですので、興味をお持ちの方はお電話で問い合わせてみてください。
03−3881−3148
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