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10月10日(月)〜10月14日(金)
今週は江東区扇橋の「桶栄(おけえい)」 桶職人・川又栄一さんを訪ねました。
川又さんのところは曾祖父さんの代からの桶職人ですが、お祖父さんが若くして亡くなられたので、(そこで1代とんで)ご主人、栄一さんが3代目。
昔、、、ってどれぐらい昔の話なのかピンときませんが、顔を洗うにも、食器を洗うにも、お米を研ぐにも、洗濯をするにも、 “桶” か “たらい” を使っていましたから、町内に一軒は桶を売っている店があったんだそうです。
「嫁入り道具」のなかにも、「お櫃」と「洗濯だらい」と「洗いだらい二つ」というのがあったとか。「お櫃」が炊飯ジャーに変わって、「洗濯だらい」が洗濯機になって、「洗いだらい」はプラスチックになって、桶の需要は少なくなりましたが、「やっぱり、お櫃に移してからご飯をよそったほうが美味しい気がする」とか「湯桶の香りにアロマ効果がある」といった理由から、この数年、桶の人気が高まっているんだそうです。
今では桶屋さんは都内に数軒になってしまいましたが、「桶栄」の桶ってとても人気があるんです。というのも、桶のような木工製品は、「全部手作り品なんだろうなぁ、、、」と思いこんでしまいがちですが、実はそうでもないんです。手作りの場合、素材を生かした木組みをしますので、ねじれや狂いが出にくいんだそうです。また、タガの締め込みや底板のはめ込みを丁寧に仕上げるので、使っているうちにバラバラになったり、底板の裏に水がしみてくるといったことがないそうです。
そして、桶栄の桶は材料が違います。大量生産品の桶はほとんどが輸入材ですが、桶栄では厳選された国産のヒノキかサワラを使っています。でも、やっぱり手作り品はお高いです。小振りの桶で一万五千円ぐらいから。
川又さんが作った桶が欲しい方、特注の桶を作って欲しい方、「桶栄」さんへどうぞ。
桶栄
東京都江東区扇橋 1-13-9
電話番号 03−5683−7838
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