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7月18日(月)〜7月22日(金) 
今週は、台東区元浅草、地下鉄銀座線・稲荷町駅近く「宮川刷毛ブラシ製作所」に手植ブラシ職人、宮川彰男さんを訪ねました。大正15年生まれ、ブラシづくり65年のキャリアをもつ大ベテランです。 
「宮川刷毛ブラシ製作所」では、こだわりの手作り刷毛と手植ブラシを扱っています。(刷毛は2枚の板に毛を挟んだもの。糊や塗料を塗る平筆。ブラシは板に毛が植わっているもの。洋服ブラシ、靴磨ブラシ、ヘアブラシ、ボディブラシ等々) 
 
宮川さんが作る手植洋服ブラシは、原則的に注文生産、納品までにはそれなりの時間がかかるこだわりの逸品です。値段は洋服ブラシ1万5千円〜 カシミヤ用2万5千円〜。全国のセレブ御用達の「世界に誇る名品」です。 
 
■機械植と手植の違い(一例として豚毛洋服ブラシ)■ 
手植ブラシは、一つ一つの穴に二つ折りにした毛を植えて針金で固定します。機械植えは、板の厚さの半分ほどまで穴を開けて、毛の束を押し込んで接着します。簡単な見分け方でいうと、ブラシを真横から見たとき、手植えは板に毛の束を通すので植えた面を隠すために2枚の板を合わせて仕上げます。機械植えは一方向から強制的に植え込むので一枚板でできています。 
そして、手植えの豚毛ブラシの特徴として、豚毛は自然の状態で毛が弓状に湾曲しているので、毛の向きを生かして、仕上がったときに“菊の花が開花する直前の形”に中心に向かって弓を揃えて植えていきます。すると、豚毛本来の毛のコシに加えたコシがでるそうです。しかも、その独特のコシをより強く出すために、ブラシの木の部分にあける穴の角度を場所によって変えているんだそうです。この角度付けがブラシ職人の技の見せ所だそうです。 
 
世の中で売られているブラシはほとんどが機械作りです。素材、作り方にこだわり、丁寧に仕上げられた宮川さんのブラシは一生もの。 
 
「この洋服ブラシだったらね、相当乱暴に使っても平気。50年、60年、それ以上使えますよ。 作る手間がかかってね、この値段じゃあわないなぁと思うこともありますよ。」 
 
目で見て、触ってみるとモノの違いは明らかですよ。見てみたい、注文したいという方、宮川さんを訪ねてみてください。
  
宮川ハケブラシ製作所 東京(03)3844−5025 
http://www17.ocn.ne.jp/~edo-hake/
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