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8月8日(月)〜8月12日(金) 
今週は、東京の貴金属眼鏡枠職人3代目、会田耕治さんを訪ねました。 
昔は、貴金属眼鏡もセルロイドも鼈甲も、すべて手作りだったわけですから、どんな素材のメガネも貴重品。安いメガネって世の中に無かったわけです。眼鏡枠作り、特に貴金属眼鏡枠は、東京の地場産業といってもいいもので、以前は職人さんがたくさんいたそうですが、今ではなんと、東京には会田さんともうお一方の2人になってしまいました。今では、オートメーション化された工場で大量生産されているメガネ枠。その9割以上が福井県の鯖江市で作られています。 
会田さんのお仕事は、金・銀・プラチナといった貴金属から合金を作り、延べ板を叩いたり削ったりして、細部に渡って丁寧に手でしあげ、お客さんの顔にピッタリとフィットしたメガネを作ることです。 
貴金属メガネの特徴(魅力)は、「お金持ちしかもてない」というステータス性。(納得) 
そして、肌にあたる感じが柔らかい「かけ心地の良さ」があります。 
金やプラチナは、ずっしりと重いイメージがありますが、貴金属は薄く仕上げることができますから、見た目よりも軽く作れるんですね。また、細工がしやすいことから、顔の形にフィットしたものを作ることができます。人の顔って「耳の高さ」が違ってたり、ゆがんでいるのが普通なんです。会田さんが作る完全オーダーメイドのメガネは、顔の形に本当にピッタリしています。 
職人技の見せ所は、メガネの横の「合わせ」。もちろん、ゆるくなってきたら修理することもできますが、金属と金属が均等に擦れるように作られた“合わせ”は、何十年使ってもバタバタしないんです。実際、取材に伺った際に会田さんのお父さんが40年前に作って、ずっと使い続けられてきたメガネ枠を見せていただきましたが、最近作った製品のようにシッカリしていました。 
この金縁メガネ枠は、「金を鋳潰して、新しいメガネに作り替えて欲しい」というお客さんの要望で、会田さんの手元に戻ってきたものだそうです。言われてみれば、「貴金属は再生できる」という特長もありますね。 
ちなみに、会田さんの作る金縁メガネのお値段は 店頭価格で40万円以上。宝石がちりばめられた数百万円の製品の注文なども多くあるそうです。 
1本仕上げるのに早くて4〜5日。どんなに根を詰めても年間50本作るのがやっとだそうです。(原則的に眼鏡店で注文・仕上がりまで約1ヶ月) 
いい眼鏡枠を1本持っていたいという方、これはオススメの絶品です。 
注文できる眼鏡屋さんは電話でたずねてみて下さい。 
03−3873−0902 
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