「ClubAT−Xやっぱりアニメが好き。」内シチュエーションミニドラマ 「やっぱり劇場・不連続ドラマ3姉妹物語(仮)」 第9話 「福が来た!」篇 由貴 「やっぱり劇場・不連続3姉妹物語(仮)」 悠 「第9話」 朋子 「福が来た!」 M(3姉妹物語的TM).CI〜BG 由貴:<*ナレーション> 私達はどこにでもいるような3姉妹。 人からは仲が良くてうらやましいねと言われるけど 本人達にとっては、とても仲がいいわけでも、とても仲が悪いわけでもない。 ごくごく普通の3姉妹。 年末年始のドタバタも、鏡開きで一段落して、やっと日常の落ち着きを取り戻した そんなある日のことでした。 M 〜FO SE 豆をまく音 (※勢い良くパラパラ〜) 朋 「鬼は〜外!福は〜内! 鬼は〜外!!福は〜うち!!」 由貴「ちょっと、あんた何やってんの?」 朋 「え、何って、あんまり寒いから温まろうと思って軽い運動を少々。」 由貴「運動って、それ豆まきじゃないの?」 朋 「そうだよ、豆まきだよ。」 由貴「あんた、まだ1月だよ!いまの時期に豆まきって何考えているのよ!」 朋 「だってさー、おしくらまんじゅうは一人じゃできないけれど、 豆まきは一人でもできるでしょ?」 由貴「トホホ。もう意味がわからない。 ところで、悠ちゃんは、どこにいるのよ?」 朋 「悠ちゃんなら自分の部屋にいるよ。」 由貴「(*ぶつぶつぼやく感じで)まったく、もう。たまには悠ちゃんにも長女として 厳しくしかってもらわないと!悠ちゃんが朋子を甘やかすから、どんどん わけのわかんない子になってきてるし。。。悠ちゃ〜ん!」 SE コンコンコン ドアを叩く音 由貴「ちょっと悠ちゃんいるの?朋子がまたわけのわかんないことやってるから ビシッと一言言ってやってちょうだい。 ・・・って、ねぇ、・・・悠ちゃん?何やってるの?ドア開けるよ〜?」 SE バタン (ドアの開く音) 悠 「鬼は〜外!福は〜内!」 由貴「お前もかよ!!」(※さま〜ず 三村まさかず風に) 悠 「あ、見つかった。 いやー、お正月から、こっち、おせちにカレー、おぞうに、おしること いっぱい食べた割に寝正月でゴロゴロしていたでしょ。 そのせいで、ちょっと太っちゃってね。それで、ダイエットしようと思ってね。」 由貴「だからって、どうして豆まきするのよ!」 悠 「だって、本格的にジムに通うお金も気力もないしさー、 豆まきだったら楽ちんだし、もしかすると幸運もやってくるかもしれないじゃん。 そうすると、一石二鳥だよ!!」 由貴「あのねー、節分の日以外に、豆まきするのは、近所迷惑だし、恥ずかしいから やめて頂戴!」 ※朋子「鬼は〜外!福は〜内!」(*遠くの方で聞こえる感じで) 由貴「朋子もいいかげんに豆まきやめんか〜い!!」 ※ここまで、ずっと遠くの方から、ときおり朋子の豆まきの声が聞こえる感じで。 SE ピンポーン チャイム音 悠 「あ、誰か来たみたいだよ?」 由貴「誰だろう?はーい!」 SE ガチャッ ドアの開閉音 福 「あ、こんばんは、はじめまして、私、福って言うんですけど、 あのー、私のこと、呼びました?」 由貴「ほんとうに福がきた・・・の?」 悠 「・・・・かな?」 朋子「わーい、福は内だ!!」 M CI〜(*ナレーション) 由貴 私達はどこにでもいるような三姉妹。 人からは仲がよくてうらやましいねと言われるけど 本人達にとっては、とても仲がいいわけでも、とても仲が悪いわけでもない。 ごくごく普通の三姉妹。 当然、福ちゃんは、福の神であるはずもなく、福愛美ちゃんという お向かいに引っ越してきたこのマンションの新しい住人なのでした。 悠 「そして、豆まきは、うちでは立派な有酸素運動として認知されたわけで。」 朋子「じゃぁ、アテネオリンピックで、豆まきも、正式種目になるかな?」 由貴「ならないよ!」 M 〜UP〜FO FIN |
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