第1話 「お引越し」篇
第2話 「夢の初ライブ」篇
第3話 「ふぉーりなー」篇
第4話 「ハリポタへ行こう」篇
第5話 「新しいお友達」篇
第6話 「まっくとまくど」篇
第7話 「クリスマス」篇 第7話は音声でお楽しみいただけます
第8話 「ET」篇
第9話 「福が来た!」篇
第10話 「ばれんたいんでいキック」篇
第11話 「ほわいとでいはほっといでい」篇

「ClubAT−Xやっぱりアニメが好き。」内シチュエーションミニドラマ
「やっぱり劇場・不連続ドラマ3姉妹物語(仮)」 第8話 「ET」篇


由貴 「やっぱり劇場・不連続3姉妹物語(仮)」
悠  「第8話」
朋子 「ET」(※いーてぃー)
M(3姉妹物語的TM).CI〜BG

浅川:<*ナレーション>
   私達はどこにでもいるような3姉妹。
   人からは仲が良くてうらやましいねと言われるけど
   本人達にとっては、とても仲がいいわけでも、とても仲が悪いわけでもない。
   ごくごく普通の3姉妹。
   なので、除夜の鐘が鳴れば、なんとなく年も越していくわけですが・・・。
      
M 〜FO
朋 「あー、紅白歌合戦も終わっちゃいましたねー。」

悠 「由貴ちゃん、年越しそば、まだー?」

由貴「そばを食べる前に、除夜の鐘を聞きに行こうって約束したでしょ?」

悠 「えー、めんどくさーい!「行く年来る年」見てれば全国の除夜の鐘聞ける
   じゃ〜ん。近所のお寺の鐘つきにいくよりも倍くらいご利益あるよ!」

由貴「なに言ってるの!やっぱ、ああいうのは生で聞くからご利益あるんでしょ。
出かける支度しなさいよ!早くしないとそばもおせちも抜きだよ!」

悠&朋「は〜い」

浅川 「というわけで、私たちは、近所のお寺に出かけたわけですが、
    まさか、そこで、あんなことになるとは、その時は知る由もありませんでした」

M 未知との遭遇TM or ETのTM or コクーンのTM CI〜BG
SE ピカー(光線系のレーザー音)
朋 「ま、まぶしい〜。お寺の鐘が、なんだかものすごく光っていますよ〜!」

悠 「あ、あ、あれってお寺の鐘に形が似ているけど、もしかして
未確認飛行物体、いわゆるひとつのUFOじゃないの!」

由貴「見て、UFOの前に誰かいる!」
朋 「あれは、お向かいに住んでいる桂亜沙美ちゃんです!」

桂 「あら、みなさん、どちらへお出かけですか?」

悠 「っていうか、亜沙美ちゃんこそ、そんなものに乗って
どこにお出かけしようっていうの?」

桂 「ごめんなさい。今まで黙っていましたが、
実は私、第40代目にあたる、かぐや姫なんです。
   その証拠に、桂の「か」は、かぐや姫の「か」を示しているのです。
   かぐや姫一族は、代々1年ずつ地球に滞在して、宇宙観光のPR活動をするという
   任務があるのです。そして、私も今年、無事に任務完了したので、月に帰るのです。
このお寺は、そのためのUFOをお寺の鐘にカモフラージュして隠しておく秘密基地
だったのです。」

由貴「えー、じゃぁ、亜沙美ちゃんは、宇宙人だったの?」

桂 「はい。地球人から見れば私は宇宙人です。」

朋子「月に帰るって、せっかくお近づきになれたのにもう会えないの?」

桂 「大丈夫。新しい住所をお知らせしますので、近くにお越しの際は、
ぜひお立ち寄りください。歓迎しますよ♪」

悠&由貴「いや、無理無理っ!!。私たちNASAじゃないんだから!」

朋子「えー、じゃぁもうクリームコロッケのおすそ分けしてもらえないんだ。」

由貴「そっか、お醤油切れたときとか、亜沙美ちゃんに貸してもらえないんだー。」

悠 「・・・ということは、もうお金貸してもらえないってことか・・・」
(*ボソっと独り言っぽく)

由貴「まさか、お金借りてたの?悠ちゃん!」

悠 「・・・え!」

桂 「あ、そうそう、私たちは、月に帰るとき、お世話になった人たちに恩返しをして
帰ることになっています。そこで、本当は竹の中に黄金を隠して渡すきまりに
なっているのですが、このあたりに適当な竹薮がなかったので、代わりに
   マンションの水道管の中に隠しておきましたので、あとで探して見てください。」

三人「亜沙美ちゃん!」

桂 「もう行かないと!それでは、みなさんごきげんよう」

SE ピカー →  ゴ〜(UFOの飛び立つ音)
M CI〜(*ナレーション)

悠  私達はどこにでもいるような三姉妹。
   人からは仲がよくてうらやましいねと言われるけど
本人達にとっては、とても仲がいいわけでも、とても仲が悪いわけでもない。
   ごくごく普通の三姉妹。
でも、お向かいさんは、ごくごく普通ではありませんでした。
マンションに戻った私達は、すぐ金色に輝く水道管を発見しました。
そこで、思い切ってハンマーで割ってみたのですが、中には黄金の姿はなく、
手紙だけが入っていました。
そこには金ぴかの文字で、次のようなことが書かれていました。

桂 「今日は、悠ちゃんにお貸ししていたお金の返済期限ですので、皆さんへの
お礼用の黄金でチャラにすることにしました。」

由貴「あんた、いったいいくら借りとってん!!」(怒)

朋子「あ〜、中に入っている黄金をあてにして水道管、派手に壊しちゃったよ〜」(困)

悠 「また、借金だ・・・。(これが2003年、初借金・・・。)」(泣)

SE 鐘の音 ゴ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン

M 〜UP〜FO
                   FIN