「ClubAT−Xやっぱりアニメが好き。」内シチュエーションミニドラマ 「やっぱり劇場・不連続3姉妹物語(仮)」 第1話 「お引越し」(ver.1) M(3姉妹物語的TM).CI〜BG 浅・松・朋「やっぱり劇場・不連続3姉妹物語(仮) 第1話「お引越し」 浅川:<*ナレーション> 私達はどこにでもいるような3人姉妹。 人からは仲がよくてうらやましいねと言われるけど 本人達にとっては、とても仲がいいわけでも、とても仲が悪いわけでもない。 ごくごく普通の3姉妹。 このたび、父親の海外赴任に母親がついていくことになり これまで住んでいた家は3人で暮らすには広すぎるので、 他人に貸して、代わりに私達は、新しいマンションに引っ越すことになった。 そう、今日は、引越し当日なのでした。 M 〜FO SE チャイム音(ピンポーン) 桂 「は〜い」 3人 「こんにちは〜」 松岡 「引越しの挨拶にきました。」 桂 「あら、わざわざご丁寧にありがとうございます。私は桂亜沙美と言います。」 浅川 「304号室に引っ越してきました。<SE ピー>と、言います。 桂 「(少し間を空けて3人を見る)・・・三人で住んでいるんですか?」 金田 「はい。お父さんとお母さんがいないので。」 桂 「え!、・・・ごめんなさい。変なこと聞いちゃって。」 松岡 「また、アナタは、そういう誤解を招くことを言う!」 浅川 「あ、気にしないで下さい。両親は健在なんです。」 金田 「健在なんですが、ちょっと複雑な家庭環境なのです。」 桂 「えっ!」 松岡 「もう、また変なこと言って〜。気にしないで下さいね〜。」 桂 「あ、あの何か私でお役に立てることあります? ご近所さんなんだから遠慮しないで何でも言って下さいね。」 浅川 「ほんと、たいしたことではないんです。」 金田 「プライベートに関するデリケートな問題を含んでいるのですよ。」(*自慢気に) 桂 「ええ!」 松岡 「もう、また変なことを言う。もう次に行くよ。」 金田 「次はお隣さんですね。」 浅川 「チャイムを鳴らすよ!」 SE ドンドンドン ドンガラガッシャ〜ン(隣の部屋から騒音) 松岡 「なんかすごい音がしているわね。男の人が住んでいるみたいね。」 金田 「こ、こわいです。」 浅川 「私がついているから心配するな。」 ドアの開く音 SE ドアの閉じる音(バタン) 浅川 「・・・ビジュアル系がいた」 金田 「・・・ジャニーズ系がいた。」 松岡 「・・・小田和正がいた」 浅川 「もしかして!」 松岡 「アナタも?」 金田 「狙っているのですか?」 3人 「えー!許せない!私が最初に気にいったんだから〜!!」 <しばしガヤガヤ> SE ドンドンドン ドンガラガッシャ〜ン(隣の部屋から騒音) 松岡 「な、何?(気を取り直して) でも、まぁ、こうなってしまった以上、きっちり誰が アタックできるか権利をかけて勝負する必要がありそうね。」 浅川 「喧嘩なら、負けないよ!」 金田 「ききポテチでケリをつけましょう。」 松岡 「いや、ホラー映画耐久レースで勝負するに決まっているでしょ!」 3人 <しばしガヤガヤ> SE ドンドンドン ドンガラガッシャ〜ン(隣の部屋から騒音) 浅川 「さっきから隣の部屋、すごい音してない?」 金田 「私、行って見てきます。」 松岡 「あ、ずるーい!私が見に行く!」 浅川 「私が見に行ってやるから留守番してな!」 3人 <しばしガヤガヤ> SE チャイム音 ピンポーン 男 「あ、すいません、隣に住んでいる小泉淳一郎です。 うるさかったでしょ?ごめんなさい。」 浅川 「そんなこと全然ないですよ〜。ねぇ」 松&朋「もちろん!」 男 「あー、良かった〜。すいません、今日ここから引っ越すので、 ものを動かすのに大きな音立てちゃって、ご迷惑かけちゃいました。」 3人 「え!今、なんて言いました???」 男 「引っ越すんですよ。今度、結婚が決まったので。」(*ニコニコしながら) 3人 「え・・・。」 男 「じゃぁ、これで失礼します。」 SEドア閉じる音 バタン SE木枯らしの音 ぴゅ〜(※木枯らしSEはなくても可。しばし間がありまして) 浅川 「ぬか喜びさせるなー!」 松岡 「期待して損した!」 金田 「やっぱりね〜」(追っかけECHO) M CI〜(*ナレーション) 浅川 私達はどこにでもいるような3人姉妹。 人からは仲がよくてうらやましいねと言われるけど 本人達にとっては、とても仲がいいわけでも、とても仲が悪いわけでもない。 ごくごく普通の3姉妹。 でも、いくら仲が良くても3人同時に失恋したのは初めての経験でした。 M 〜UP〜FO FIN |
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