社員紹介
上野 耕平Kohei Ueno
編成部 入社11年目
- 部署変遷
- 制作部 2年
- 営業部 3年
- 営業推進部 3年
- 編成部 3年
Q.今、担当している仕事の内容について。
編成部は文化放送全体のタイムテーブルを決める部署で、どんな番組をリスナーが求めているのかを考えたり、放送中の番組を、どうしたらリスナーがより長く、多く聴いてくれるのかを日々考えています。また広告営業セクションのメディアビジネス局といっしょに、クライアントの広告企画のプランニングに参加する場合もあります。
文化放送の「お客様」は、番組を聴いてくれるリスナーであり、広告出稿をしてくれるクライアントの両面があり、どちらにも接することが出来るのが、この部署の魅力のひとつだと思っています。
Q.実際の仕事でやりがいを感じるところ。大変なところ。
やりがいを感じるところと、大変なところは表裏一体だと思います。
編成部の仕事でやりがいを感じるところは、各部門の中心にいるので、社内各部門の意見を吸い上げて調整をする側面を持っており、調整をした上で、「最終の判断」が出来るということで、大きな魅力だと感じています。他方、部門ごとに意見があり、100%全員が納得する決断が出来ることはないので、出来る限り「落としどころ」を探そうと努力はしますが、上手く出来なかったり、自分の判断に自信が持てなかったりすることもあるので、その面では大変なことも多いです。最近もある番組の作業で、出演者の所属事務所、クライアントからそれぞれ制作部の企画内容についての様々な要望があり、双方に納得していただくのに大変な調整作業をしました。後悔や反省をしつつも、これまでの経験を活かして、入社11年目の成果として出来た時にはやりがいを感じることが出来ました。
Q.仕事に臨むうえでのスタンスとして大切にしていること。
「共通言語を持つこと」です。どの仕事でも同じだと思いますが、クライアント・広告会社・芸能事務所・制作会社など他社の方や、文化放送内の他部署は立場が違うので、「立脚点」や「ルール・トーン・マナー」など、「言語」が違うことが多々あります。その中で、番組一つをとっても、様々な人が関わっているので、その番組の「目的」をハッキリさせて、同じルール=言語で話しながら、案件を進めていくことを意識しています。
Q.これまでの仕事の中で思い出深い仕事を一つ教えてください。
受験生応援キャンペーンです。前の部署(営業推進部)にいた時に、自分で立ち上げた企画で、今でも恒例の局キャンペーンとして実施されており、クライアントもついて毎年続いています。自分が大学受験で2年間浪人した経験もあり、このキャンペーンで受験生を応援したいという気持ちから企画をしました。単なる綺麗なキャンペーンにならないようにキャンペーンメッセージについてはこだわりをもって考えたり、またキャンペーンキャラクターのキャスティングや、WEBサイトのディレクション、企画概要の設計など大変でしたが、思い出深い仕事の一つです。
Q.ご自身から見て文化放送はどんな会社ですか?
自由と許容があり、若手でも企画提案をすれば通ることがあるので、その意味では風通しの良い会社だと思います。上司や先輩もそれを許容してくれる空気が流れていると思います。今の部署でも、比較的「自由」に働かせてもらっていますが、それを許容してくれる上司に甘えながらここまで過ごしてきたという感じです。
Q.プライベートの時間の使い方(ワークライフバランス)について。
現状だと平日は夜遅くなることも多いので、土日はしっかり休み、できるだけ家族と一緒の時間が作れればと思っています。最近は2人の子供が小学校に上がったので、野球を一緒にやっています。子供が素直に感動するとか、いろんなことを考えないで、ただ単純に楽しい時間を一緒に体験するということが、放送局で与えられる価値の何か純粋で大事なものだといつも感じていて、仕事に還元できればいいと思っています。
Q.入社試験に向けてのアドバイス(心構え等、自身の入社試験体験をもとに)
就活面接の一般的なマナーと作法、ルールは身につけておいたほうがいいと感じます。もちろん、「必要なのか?」と思うこともあるかもしれませんが、ビジネスシーンのルールなので、そこを把握しておかないと試合には臨めません。
あと、入社することを「目標」にするよりも、入社後「何を」したいのかという夢を語って欲しいです。些細なことや、小さな成功体験でも良いので、自分の実体験から来ているものだとより説得力が増します。
また、入社後に辛いことがあっても、立ち返られる「軸」を持ってください。
自分の体験で言うと、入社してすぐに希望だった「制作部」に配属になりましたが、数年後「営業部」に異動になり、当初は戸惑っていた時もあったのですが、その時に思い出したのは、面接で語った『物事を見る時に、違う視点で見れば良いところがある。自分は仕事の中で、自分なりの視点で「良いところ」を探して、それが形になり、ビジネスになることをしたい』という言葉に立ち返ったら、営業部の仕事がより魅力的なものになりました。その時の経験と見方が今の仕事のベースになっています。