新入社員座談会
文化放送に新卒で入社したスタッフは、
今どんなことを感じ、
どんな未来を思い描いているのか。
文化放送のフレッシュな「現場」を
知ってもらうために、
2025年度の新入社員4名が
自由に語り合いました。
学生時代の専攻分野、打ち込んでいたこと
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小東
学生時代は法学部政治学科に所属し、公共政策を専攻するゼミで活動していました。学内の団体では、小学校や中学校から依頼を受けて企画を作成し、放課後に小学生と英語を使った活動をしたり、中学生や高校生向けに模擬授業を行ったりしていました。
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山本
政治学科で日本政治や国際政治を多角的に学びました。メディア業界への就職を考え、時事ニュースを取り扱う講義にも参加していました。また、現代的な表象文化に興味があり、映画や小説、アニメーションを批評するゼミにも参加してサブカルチャーを深く研究していました。
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小安
社会心理学を専攻し、卒論ではメディアと心理の関係を研究しました。演劇に打ち込み、中学から大学まで続けました。大学では照明を担当しており、視覚で楽しませる役割を担っていました。ラジオとは対照的な分野ですが、その経験も活かせると思います。
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松本
英語英米文学科で英国の詩を学ぶゼミに所属し、ルネサンス期前後のイギリス文化や詩人の言語表現を深く学びました。部活動ではチアリーディング部に所属し、大会に向けて日々演技の完成度を高める練習に取り組んでいました。
全部で何社に応募しましたか? 応募したのは放送業界だけですか?(複数内定があった場合)文化放送を選んだ理由
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小東
約15社に応募し、放送業界以外にも不動産やアパレルなど幅広い業界に応募しました。放送業界への志望は大学3年生の12月頃と遅く、それまでは別業界を考えていましたが、もともと好きだったテレビやラジオに関わる仕事が諦めきれず、周囲の後押しもあり文化放送を選びました。
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山本
放送・メディア業界に絞って応募しました。複数内定を得ましたが、面接の雰囲気や放送内容に親近感を覚えた文化放送を選びました。音声メディアの自由度の高さも魅力の一つでした。
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小安
本選考は10社弱に応募し、放送局や制作会社、イベント会社などのエンタメ業界が中心でした。最終的には、キー局でありながら規模が大きすぎず、自分の裁量で動ける点に魅力を感じ文化放送を選びました。
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松本
業界を絞らず、「やりたい仕事」や「働きたい環境」に惹かれて応募しました。文化放送を選んだ理由は、ここで働く自分の姿がイメージできたからです。
文化放送に応募した理由/文化放送でやりたいと思っていたこと
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小東
ラジオに関わる仕事に興味があり、文化放送の新卒採用に応募しました。応募時の課題に「文化放送のどの部署で何をしたいか」を書く欄があり、制作部でリスナーがゲスト決めに参加できる番組を作りたいと記しました。この思いは今も変わっていません。
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山本
文化放送の番組を聞いていたことがきっかけで応募をしました。企業研究を進める中で、多様で個性的な番組や事業があることを知り、強く志望するようになりました。
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小安
幼少期から家でラジオが流れている環境で育ち、中学生の頃にウォークマンで初めて聴いたのが文化放送の『レコメン!』でした!番組制作やイベントでリスナー同士を繋ぐ仕事に携わりたいと思っています。
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松本
文化放送のラジオが好きで、アニメや声優のA&G番組リスナーでした。「好き」を活かして働きたいと考えています。ラジオの温かさを提供し、聴く人を幸せにするコンテンツ作りに貢献したいです。
筆記や面接の雰囲気はどうでしたか?
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小東
筆記試験は問題数が多く焦りました。面接は緊張しましたが、自己PRや志望動機に加え、ラジオらしい質問も多く、エントリーシートの内容を深掘りされました。文化放送の特徴を自分なりに考えて臨みました。
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山本
筆記試験は政治から芸能まで幅広く、楽しく解けました。面接は自然体で臨み、個性や時事関心が重要視される印象でした。
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小安
筆記試験は緊張しました。SPIのテキストを使って準備し、面接対策では自己PRや志望動機をまとめ、人生年表を書いて自己分析をしました。面接前はカラオケで声を出して緊張をほぐしました。
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松本
大人数が同時に受ける筆記試験の空間に独特の緊張感がありました。面接はエントリーシートに沿った質問が多く、会話を楽しみながら自分を伝えられました。面接官に入社後のイメージを持ってもらえるよう意識しました。
実際に入社してからの文化放送はどうですか?(入社前のイメージとのギャップはあったか)
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小東
面接時の雰囲気の良さは変わらず、和気あいあいとした環境で働いています。
わからないことがあっても先輩が丁寧に教えてくれて安心です。 -
山本
面接や研修で感じた温かさは変わりません。業界や制作フローについては未知の部分が多く、日々勉強中です。
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小安
大きなギャップはなく、すぐに慣れました。仕事だけでなく精神面の相談もできる先輩が多く、人の良さが文化放送の特徴だと思います。
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松本
個性を尊重してくれる方ばかりで、相談しやすくチャレンジも促してくれます。風通しの良い会社だと感じています。
今、どんな分野の仕事を担当していますか?
※営業部 松本さん、制作部 山本さん に伺います。
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山本
制作部では、番組の企画・運営を担当しています。プロデューサーは予算管理やブッキング、ディレクターは放送の進行管理や演出を行います。ポッドキャストやYouTube運営、イベント企画も担当します。面白い番組作りと聴取者獲得を目指し、日々奮闘しています。
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松本
営業部ではラジオ広告枠やイベント協賛プランを販売しています。クライアントのニーズを高い解像度で理解し、提案することが重要です。コミュニケーション力や発想力、説得力が求められ、多面的な能力が必要ですが、やりがいのある仕事です。
働き始めてからの「思い出の仕事」や「うれしかった出来事」を教えてください。
あるいは「失敗」や「大変だったこと」を教えてください。
(どうリカバリーしたか。そこから学びはあったか)
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小東
初めてしたゲストブッキングを担当した時はうれしかったです。編集では時間内に収めることと内容の面白さを両立させるのが難しく、間を詰めすぎる失敗もしました。反省し、編集前に内容を整理してから作業するようにしました。
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山本
初めて生放送のCUE振りをしたときは緊張しました。音楽演出がうまく決まると達成感があり、裏での努力を実感します。
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小安
これまでリスナーとして聴いてきたラジオ番組に日々関われていることが、大きな原動力になっています。
一方で、これまでラジオ広告を使ってこなかった企業にアプローチするのは難しいと感じています。ラジオの魅力を知らない方にどう伝えるか、やり方次第で結果が変わることもあれば、どれだけ頑張っても難しい場合もあります。一喜一憂しながら、少しずつ勉強しているところです。 -
松本
案件を獲得し、契約に至ったときには大きな達成感を感じます。そして、入社間もない現状で契約に至れたのは、これまで文化放送の先輩方が築いてきたクライアントとの信頼関係があってこそだと感じています。まだまだ未熟ですが、周囲の支えに感謝しつつ、自分らしい営業スタイルを模索していきたいと思っています。
今後キャリアを重ねていく中での「やりたい仕事」や「目標」。
そして10年後、どんな「人」になっていたいですか?
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小東
いつか「この番組があってよかった」と思ってもらえるようなレギュラー番組を作りたいです。就職活動中から、毎日頑張る人たちが1分でも10秒でも心休まる時間を作りたいと思っているので、その目標を実現できる番組を目指したいです。
10年後には「複数の視点から物事を捉えられる人」になりたいです。ラジオは一面だけでは成り立たないので、経験や部署異動を通じて多様な視点を養い、それらを活かしてラジオに向き合いたいと思います。人としても固定観念にとらわれず、周囲の意見やアドバイスを大切にしながら成長していきたいです。 -
山本
制作部の先輩方のような「制作のスペシャリスト」に憧れます。瞬時に判断し最適解を考え、演出で聴取者を楽しませる。また企画を考え、さまざまな試行錯誤を経て完成へと導く行動力には学ぶことが多いです。コミュニケーションを通じて表現の幅を広げたいです。
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小安
目の前の仕事に流されて客観的な視点を失いたくないと思っています。文化放送を外から見る目を持ち続け、新しいことに積極的に挑戦できる経験と想像力を身につけたいです。面接では「人の記憶に残るものをつくりたい」と話しましたが、それが番組なのかイベントなのかまだ模索中です。小さくても何か形に残せていれば嬉しいです。
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松本
ラジオの魅力をより多くの人に伝えていきたいです。今は直接番組制作には携わっていませんが、番組づくりに必要な仕事を担えていることに誇りを持っています。人を幸せにするコンテンツを作りたいという思いを忘れずに、これからもキャリアを積んでいきたいです。
10年後、どの部署にいるかはまだ想像できませんが、今よりも多くの知識と経験を積み、周囲から信頼される人間になりたいと考えています。
就職活動に臨むみなさんへ
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就職活動、本当にお疲れさまです。自己分析や業界研究、インターンを繰り返す中で、最初に決めた方向性が変わった方や迷っている方もいると思います。私も方向性を変えるか悩みましたが、業界研究をやり直したことでエントリーシートや面接に活かせ、無駄にはなりませんでした。
早く決めたい気持ちはよくわかりますが、時間が許す限り悩み考え、後悔のない就職活動をしてください。「自分にはできない」「向いていない」と考えず、「やってみたい」という気持ちを大切にしてください。応援しています。 -
先の見えない不安もあると思いますが、文化放送の面接は楽しんで挑んでほしいです。文化放送に興味を持ってこの採用ページを見てくれているのだと思います。引き続き番組も聴いていただければ嬉しいです。ぜひ一緒に文化放送、そしてラジオを盛り上げましょう!就活頑張ってください。
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夏のインターン選考の時期、1/30の確率で落ちまくりメンタルがかなり落ち込んだ時期がありました。
でも自分の経験や考えを振り返ると、本当にやりたいことや面接での答えも見つけられると思います。途中で悔しい結果が出ても、それは自分を否定されたわけではないことを忘れないでほしいです。必ず自分を見つけてくれる企業があります。皆さんが納得できる場所にたどり着けることを願っています。 -
就職活動に励む皆さん、本当にお疲れさまです。壁にぶつかったり悩んだりすることも多いと思いますが、自信を持っていれば大抵のことは乗り越えられます。自己プレゼンの練習や企業リサーチは大切ですが、無理をしすぎる必要はありません。ありのままの自分を磨き、愛してあげてください。自分が自分の魅力を認めていないと、説得力のある話はできません。面接は「こんな素敵な私を採用しないの?」くらいの気持ちで臨んでください。ご一緒に働ける日を楽しみにしています。