「わが国の視覚障害者の将来」報告書③

番組担当の塚本です。「日本視覚障害者団体連合会」が、令和2年にまとめた「報告書」の内容を、今日もかいつまんで紹介させていただきます。

取り上げる項目は、視覚障害者の雇用拡大に向けて何が必要かというポイントについてです。

ICTの発展で、視覚障害者の職域は拡大しつつあります。

ただ、ハローワークを通じた就職状況では、視覚障害者の雇用は減少傾向にあり、更に様々な障害者雇用促進策は増えていても、視覚障害者が実際に利用できるようになっていないと指摘されています。

依然として、「目が見えない=仕事が出来ない」という偏見が根強い現状についても指摘されていました。

今後の課題としては、視覚障害があっても出来る仕事の開拓が必要とされており、その為には、視覚障害者が職業訓練、歩行訓練を受ける機会を確保する事、視覚障害者の雇用を後押しするジョブコーチの各職場での配置を進めるよう求めるとしています。

視覚障害者の雇用については、「知っていますか?ロービジョン」の番組の「第四回放送」で、紹介しておりますので、お聞きいただければと思います。