映画『四月の余白』吉田恵輔監督が語る。教育、反省とは何か

映画『四月の余白』吉田恵輔監督が語る。教育、反省とは何か

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大竹まことがパーソナリティを務める「大竹まことゴールデンラジオ」(文化放送・月曜日~金曜日11時30分~15時)、6月24日の放送に映画監督の吉田恵輔が出演した。6月26日に全国公開となる最新作『四月の余白』について、そのテーマ、込めた思いなどを語った。

吉田恵輔「ご無沙汰しております」

水谷加奈「大竹さんも出演された映画『ヒメアノ~ル』(監督:吉田恵輔)の公開時以来、10年ぶりのご登場です」

大竹まこと「(『ヒメアノ~ル』の主演)森田剛、すごいね、あいつも」

吉田「このラジオに出たのがちょうど10年前で、それ以来のラジオ再会です」

大竹「いろいろと作品を撮られています。(最新作『四月の余白』について)今回は、なんて言えばいいんだろう、水谷」

水谷「私はずっと考えていたこと(がテーマ)でした。答えは出ないんですけど、みんなどう感じて観るんだろうな、って」

大竹「俺は胸にあいくちを突きつけられながら観たような映画だったな」

水谷「あらすじです。最新作の映画『四月の余白』。元・半グレで元・受刑者である主人公の男、西が全寮制の更生施設『みらいの里』を運営します。道を踏み外しかけた子供たちと向き合う、という物語です。そこに狂気を秘めた少年、海斗がやってくる、と。じつはそのお父さんが若いころ、西からリンチを受けて障害が残った人物、そういった関係性です。贖罪するというか、海斗を更正させようと西が奮闘する、ということです」

吉田「割と最近、社会派といわないまでも、そのようなテーマが多くて。1つ前に『ミッシング』という映画を撮ったときもマスコミをメインにするなど。今回は教育というか、そこら辺を主題にしようかな、と思って、こういう物語にしました」

大竹「この問題も一時、騒がれました。問題が終わったのか終わっていないのか、わからないうちにオモテというか世間ではあまり注目されなくなってしまった題材ですね」

吉田「いまの教育はクリーンというか、対話でなんとかしよう、としている。そのほうがいいんですけど、言うことを聞かない子も、僕らの当時、いた。現代にもいるでしょうから、どう対応すればいいのかな、というのを拾えたらな、という感じで。観た人の中では賛否が分かれてもおかしくない作品だとは思います」

大竹「そうだねえ。すごくおもしろかった。何が印象的だったかというと、最後のほうで、西という主人公を、少年が追いかけるシーンがある。山の中腹ぐらいに立っている家から、海岸沿いにね。それをカメラが追っている。ロケ地がどこか知らないけど、よくここを選んだな、と」

吉田「ロケ地は愛知県蒲郡市でして。昔、『空白』という映画でメインのロケで撮影して。『ミッシング』でも少し撮影して。今回もほぼ蒲郡ロケで。海があって山があって、そこの人たちがフィルムコミッションのような感じで協力してくれるんです。ロケ地も良ければ人も良い、という場所です」

大竹「(水谷とともに感想を述べて)全体を通して、世の中に1本、刃を向けているよね」

吉田「教育もそうですけど、ある種、何か罪を犯した人が、どうすれば反省したといえるのか、と。刑務所に入って刑期を終えたら法律上は許された、となる。でも被害者からすればそんなものは関係ないし、心は救われない。何をすれば許されるのか、といったこともテーマとして入れています」

放送では『四月の余白』についてさらに詳しく吉田が語った。その様子はradikoのタイムフリー機能で確認してほしい。

「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午前11時30分~15時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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