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バナナのとある部分がTシャツやタオルの繊維に!

坂口 愛美

12月21日(火)のカラフルレンズでは、バナナの茎を使ってTシャツやタオルの繊維の素材を作る取り組みをご紹介!
バナナを使った商品開発に取り組んでいる三井物産アイ・ファッション株式会社の笠井克己さんにお話を伺いました。

食用として栽培されるバナナの伐採された茎は、一部肥料にされていますが、多くは未利用のまま廃棄されています。
廃棄される茎は燃やされ、二酸化炭素を排出するほか、野積みされている場合、地下水の水質汚染などにも影響するそうです。
その捨てられる茎を使って生地を作れれば、循環型社会の実現に貢献できると考え、バナナの茎から繊維を取り出す開発を始めたといいます。
茎から繊維を取り出す工程は海外で行い、綿のような形でそこから日本で糸にしているそうです。
バナナ繊維は一本一本の長さが短いので、綿と混ぜて糸にします。(バナナが30%、綿が70%だそうです)
その糸から、Tシャツやトレーナーのほか、デニム素材や靴、バスマットまで作っているそうです!
実際に触らせて頂きましたが、肌触りもよく、しっかりしていて丈夫そうでした!
今後は糸のバリエーションを増やし、様々な洋服に対応できるように開発を進めていきたいとのこと。
今後、バナナから作った糸・生地がより身近な存在になるかもしれません!
引き続き注目していきたいです。

この記事を書いたのは…

坂口 愛美
坂口 愛美

愛媛県の自然豊かな棚田で、趣味として米作りを続けています。
緑あふれる大好きな風景を守るために何ができるのか…環境問題について、しっかり考えていきたいです。
他にも色々な分野を取材して、わかりやすくお伝えしていければと思います。

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