綿矢りさ「ようやく妊娠できた後に豹変してしまう妊婦の話を書きたかった」

綿矢りさ「ようやく妊娠できた後に豹変してしまう妊婦の話を書きたかった」

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史上最年少19歳の時に「蹴りたい背中」で芥川賞を受賞した作家の綿矢りささん。
8月11日の「大竹まことゴールデンラジオ(文化放送)」では、デビュー25周年で始めた
描いたコメディ「グレタ・ニンプ」について話してくれました。

小島慶子「表紙が紫色の丸刈りの頭に妊娠検査薬を2本ツノのように巻き付けた妊婦さんがヤンキー座りしているイラストです」

綿矢「これは本当に小説に出てくるままの姿を表紙として描いていただいたので、パンチのある表紙なんですけど、この通りの文章描写が出てきます」

小島「何で女性が妊娠を機に人が変わったようになってしまうストーリーを書こうと
思ったんですか?」

綿矢「この女性は妊娠する前に不妊治療で、かなり体力も精神力も使っていて、
頭に妊娠検査薬を巻いているのも、それを何本も使って、ようやく陽性が出て嬉しくて
頭に差しているんですけど、そんな風に努力家で頑張って、ようやく妊娠できた後に
弾け過ぎて性格が変わるっていうこともありうるなと思って、そして、そういう人を
受け止める夫を主人公にして小説が書きたかったんです」

小島「夫がどんどん変わっていく妻を受け止めているんですが、この人は本当に
忍耐強いっていうか寛容の人ですよね」

綿矢「そうですね、度胸はないんですけど、余計なことを言う前に、いったん考えて
妻の様子を観察するっていうのは出来る人なので、彼もちょっとずつ妻の妊娠と
変貌した妻の様子を通して、彼自身も成長していくっていうことが書ければと
思ってました」

武田砂鉄「しかも夫の目線で書いてるから、激変する妻が何を思っているのかわからない」

綿矢「そうですね。主人公の夫は本当に妻が変わり果ててしまったのか、わからないまま
お世話をするっていう形でそばにいる。だから普通に振る舞っていても心の中では
大混乱しているっていう状況ですね」

 

番組では他にも綿矢りささんが「グレタ・ニンプ」について語っています。もっと聴きたいという方はradikoのタイムフリー機能でお聴き下さい。

「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午前11時30分~15時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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