熊本地震の偽画像を拡散する愉快犯が現れる。武田砂鉄「幾重にも非常に暴力的な行為」小島慶子「厳罰に処すことが大事」
8月11日(火)の大竹まことゴールデンラジオ(文化放送)は、大竹まことが夏休みでお休み。「熊本地震の偽画像がSNSで拡散 毎日新聞の写真をAIで加工か」という毎日新聞の記事を紹介し、武田砂鉄や小島慶子がコメントした。
熊本地震の被災状況を伝える毎日新聞デジタルの写真を生成AI(人工知能)で加工したとみられる偽画像が、SNSで拡散される被害が出ている。元の画像は倒壊した家の前で厳しい表情を浮かべる被災男性を撮影したものだが、偽画像は男性が笑顔を浮かべてピースサインをしているような姿に改ざんされていた。
毎日新聞は7月29日、熊本県内で被災男性の一人から被災直後の緊迫した状況を聞き、男性が倒壊した自宅の前で厳しい表情を浮かべて立つ写真とともに記事にし、紙面とニュースサイトに掲載した。その後、男性が笑顔を浮かべてピースサインをしているような姿に加工された偽画像がSNSのスレッズに中傷コメントを付けて投稿されたうえ、X(ツイッター)に転載されて拡散していた。
加工された偽画像は倒壊した家屋や雲の配置に至るまで男性以外の写真の構成要素が全て元画像と一致した。投稿を見て被災男性を激しく非難するようなコメントも寄せられたという。男性は「コメントの内容がひどすぎる」と憤り、「私一人の問題ではなく、多くの方が亡くなった熊本を侮辱する行為だ。二度と起きてほしくない」と話している。
毎日新聞社社長室広報ユニットは「画像は毎日新聞デジタルに掲載された写真を改変したものである可能性が極めて高いことを確認しました。こうした改変は当社の著作権を侵害する行為である上、被災者の尊厳を傷つけるものです。極めて遺憾と考えており、法的措置も視野に対応を検討しています」としている。
武田砂鉄「本当にこうやって大きな地震が起きるたびに、いろいろな報道であるとか、こういったラジオ番組で、どうなってるのか検索して調べたり聞いたりとかっていうのはあると思いますけど、やっぱみんな今SNSで実際どういうふうになってるんだろうかということで、声を集める情報を集めるってことが多いと思うんですけど、本当に直後から、これ本当なのかという映像とか言葉がバーッと流れてきて。そういうものがあることによって本当に知りたい情報も隠れてしまったりとか、あるいは現地からの本当の切実な声みたいなものも、これもしかしたら偽物なんじゃないかという疑いを持って、それを乗り越えて、その情報を得なくちゃいけないっていうことなので、本当に幾重にも非常に暴力的な行為だと思うんですけれど、
毎日新聞のコメントとして法的措置も視野にということですけれども、こういった発信をするアカウントって大概が結構その場で作ったアカウントとか、匿名であるとか、今はどういう人が発信しているのかたどりやすくはなっているものの、なかなかすぐにそれが対応できるわけじゃないからこそ、こういったことをどんどんいろんなことに起きる度に、合わせて、こういう投稿していくことになるわけなんで、なんとか厳しく対応するしかないわけだけど、でも、それはどこまで行ってもいたちごっこになってしまうという。この繰り返しをどうやって止められるのかって難しいところですよね」
小島慶子(パートナー)「インターネット空間って人が暮らす空間になって久しいですから、だからインターネット空間じゃない生身で生きてる空間だって、いろいろなことがお互いの安全を守るために、もちろん処罰されるわけでしょ。人の安全を脅かすようなことをしたら。インターネット空間だけはみんなが自由に好き放題できるようにしましょうって野放しにするのは、もうそういう黎明期みたいな時代はとっくに終わってると思うので、こういうことをしたらもう厳罰に処すっていうことが大事。厳罰にされるんだっていうことがわかって、やっとそれが悪いことだと気が付く人だっているわけだから。もうそういう時代だと思いますけどね。
でやっぱり災害が起きた時っていうのは、こういういわば愉快犯みたいな人は必ず湧いて出てきてしまうので、やっぱりよく言われることですけれども、え!これなんかひどいじゃん!とかわぁ!こんなの許せない!とかって感情を揺さぶられるような投稿とか写真とかを見た時には、ちょっと待てよと。これはこうやって人を騒がせて面白がる人の作った偽情報かもしれないというふうに用心する習慣をつけるっていうのと、それをうかつに友達とか家族に広げないということはもう鉄則ですよね。その上で、どうしても気になるのであれば、やっぱりメディア・報道機関がどういう情報を出しているのか丁寧に見ていって、どこにもそれと同じ情報が載ってないのであれば、これはデマではないかというふうに疑ってかかるということを習慣にしていただきたいですよね」
武田「やっぱり本当にその、大きな地震が起きたりするとやっぱり自分たちの気持ちも動揺するし、今どうなってるんだどうなってるんだって冷静さを失って情報を取りに行ってしまうので」
小島「良かれと思って(拡散したり)ね」
武田「狙って、そういう投稿するし、それを見た人たちは実際こういうことになってるらしいよっていうふうに友達とか知り合いに拡散してしまうっていうことだから、でも本当これはもう当然だけど、投稿する人間が悪いわけだからね。厳しくしてかないと本当にこれがずっと続いていくと、入るべき情報が入らないってことは、今回も起きてしまっているわけですからね」
「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午前11時30分~15時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
※タイムフリーは1週間限定コンテンツです。
※他エリアの放送を聴くにはプレミアム会員になる必要があります。
関連記事
この記事の番組情報



