「3月18日は『点字ブロックの日』」

番組制作担当の塚本です。

3月18日が「点字ブロックの日」
であることをご存知でしたでしょうか。

私は、
つい最近まで全く知りませんで、全日本視覚障害者協議会が発行している「点字民報」の2024年1月増刊号の「特集 点字ブロック」で初めて知った次第です。

しかも、
点字ブロックは、世界に先駆けて日本で発明されたものでした。

1967年3月18日、岡山市の原尾島交差点の横断歩道に敷設された点字ブロックが、世界で最初の点字ブロックでした。

考案したのは、岡山市内に住んでいた町の発明家であった三宅精一氏。

三宅氏は、
日本ライトハウス理事長で、視覚障害者の岩崎英行氏と出会い、初めて盲の世界を知ったことがキッカケとなって、視覚障害者の安全な歩行に役立つ製品を開発することに取り組みます。

そして、岩崎氏から「苔と土の境目が靴を通して分かる」という言葉を聞き、それがヒントとなって、表面に突起を配列したコンクリートブロックを開発し、これが後に点字ブロックへとつながって行きました。

原尾島交差点に点字ブロックが敷設された日に、当時の新聞は「これでもう安心 岡山に盲人用横断標識「足で知る点字ブロック」との見出しを付けて報じています。

現場には、今も「
点字ブロック発祥の地」のモニュメントが設置されています。