「ヘレンケラー・サリバン賞 沖本武氏に決定」

「ヘレンケラー・サリバン賞 沖本武氏に決定」
番組担当の塚本です。今年度の「ヘレンケラー・サリバン賞」が、視覚障害者や盲ろう者の伴走・伴歩を行い、走る事・歩く事という運動の楽しさを視覚障害者と分かち合う活動を手掛けている「代々木公園 伴走伴歩クラブ」(通称バンバンクラブ)元会長の沖本武氏(79歳)に贈られる事が決まりました。
この「ヘレンケラー・サリバン賞」は、「視覚障害者は何らかの形で、サポートを受けながら生活している。それに対して何らかの謝意を表したい」との趣旨で、東京ヘレンケラー協会が委嘱した視覚障害者の選考委員によって決定されているものです。
沖本氏が伴走・伴歩の活動を始めるようになったキッカケは、自身が健康の為、ランニングを始めた時に視覚障害の女性から「伴走をお願いできませんか」という依頼を受けた事でした。それまで沖本氏は視覚障害者に伴走した経験はありませんでしたが、伴走の練習を始めてからは、その楽しさから伴走にのめり込むようになります。そしてそれまで勤めていた会社を54歳で早期退職し、2005年10月に「代々木公園 伴走伴歩クラブ」(通称バンバンクラブ)を起ち上げました。創立当初は、このクラブに参加する視覚障害者が順調に増えていったのに比べて、伴走する晴眼者のランナーが足りないという壁に直面したこともあったそうです。
20年を超えて続くバンバンクラブの活動を振り返って、沖本氏は「最初はウオーキングしかできなかった人が、フルマラソンを完走できる走力を身に付けたときなどに、何よりの喜びを感じる」と話しています。
沖本氏については、東京ヘレンケラー協会のホームページに、より詳しいエピソードが掲載されています。ご参照下さい。