「交通事故による中途失明を乗り越えて」①
「交通事故による中途失明を乗り越えて」①
番組担当の塚本です。点字毎日新聞の8月20日号に、「私の使命~中途失明を越えて」(安達
朗子著、北海道新聞社刊)という本が紹介されていましたので、読んでみました。安達朗子さんが15歳の時、自転車で帰宅途中に車にはねられ、中途失明しましたが、周囲の支えと「絶対に負けていられない」という強い意思に支えられて、新たな生き方を切り拓いていった物語が綴られている一冊です。
高校1年生の夏休みに不慮の事故に見舞われた安達さんは脳挫傷、肋骨骨折などの重傷を負い、1週間ほど経過したところで、目の前が真っ暗闇となり、失明したことを自覚します。病室に連日見舞いに来てくれた父親から、「人生には努力だけではどうすることも出来ない困難がある。だけど人間には、それをも乗り越える力がある。朗子には無限の可能性がある」という言葉をかけられます。この言葉に朗子さんは、「生きようとする力がこみあげてきた」と振り返り、一瞬光が見えたようだと綴っています。
長い入院生活を経て自宅に戻ることができた時の朗子さんの目の状態は、左目が僅かな視野(5%以下)、視力は0.01。右目は明暗だけが分かる程度でした。でも、或る日、襟裳岬へ行った時に、朗子さんは、「目には見えないけれど、その景色の素晴らしさは確実に見えた」と感じることが出来、その瞬間、「私は心の中で大丈夫だという確信をもてた」ということです。「15歳で死を直視したことで、『生きる』を豊かにするキッカケがつかめた」とも振り返っています。
その後、朗子さんは盲導犬協会での生活訓練に参加し、拡大読書器や単眼鏡の使い方に習熟します。点字の習得にも励みました。そして、事故から4年後の19歳の時に、ずっと会えなかった友達に会ってみることを決断することができました。
朗子さんほどの強い精神力を持った人にとっても、友達と会う決断を下すまでに4年の歳月が必要だったのです。
番組担当の塚本です。点字毎日新聞の8月20日号に、「私の使命~中途失明を越えて」(安達
朗子著、北海道新聞社刊)という本が紹介されていましたので、読んでみました。安達朗子さんが15歳の時、自転車で帰宅途中に車にはねられ、中途失明しましたが、周囲の支えと「絶対に負けていられない」という強い意思に支えられて、新たな生き方を切り拓いていった物語が綴られている一冊です。
高校1年生の夏休みに不慮の事故に見舞われた安達さんは脳挫傷、肋骨骨折などの重傷を負い、1週間ほど経過したところで、目の前が真っ暗闇となり、失明したことを自覚します。病室に連日見舞いに来てくれた父親から、「人生には努力だけではどうすることも出来ない困難がある。だけど人間には、それをも乗り越える力がある。朗子には無限の可能性がある」という言葉をかけられます。この言葉に朗子さんは、「生きようとする力がこみあげてきた」と振り返り、一瞬光が見えたようだと綴っています。
長い入院生活を経て自宅に戻ることができた時の朗子さんの目の状態は、左目が僅かな視野(5%以下)、視力は0.01。右目は明暗だけが分かる程度でした。でも、或る日、襟裳岬へ行った時に、朗子さんは、「目には見えないけれど、その景色の素晴らしさは確実に見えた」と感じることが出来、その瞬間、「私は心の中で大丈夫だという確信をもてた」ということです。「15歳で死を直視したことで、『生きる』を豊かにするキッカケがつかめた」とも振り返っています。
その後、朗子さんは盲導犬協会での生活訓練に参加し、拡大読書器や単眼鏡の使い方に習熟します。点字の習得にも励みました。そして、事故から4年後の19歳の時に、ずっと会えなかった友達に会ってみることを決断することができました。
朗子さんほどの強い精神力を持った人にとっても、友達と会う決断を下すまでに4年の歳月が必要だったのです。