「オンライン学習塾を起業した川本一輝さんの挑戦」②

「オンライン学習塾を起業した川本一輝さんの挑戦」②
番組担当の塚本です。昨日に引き続いて、視覚障害の子供たちのためのオンライン学習塾「ブイリーチ」を経営している川本一輝さんの歩みを紹介します。今日ご紹介する内容は、盲B盲Gのウエブサイトに、川本さん自身へのインタビューという形で掲載されています。
川本さんは2歳の時に左眼を摘出し、右目は弱視でしたが、小学6年生の時に急激な視力低下に見舞われます。ただ、川本さんのチャレンジ精神は小学生の頃から旺盛で、「前例がないから入部は認められない」と先生から言われた金管バンド部への入部を認めさせました。この小学校では、その後、知的障害の子供の金管バンド部への入部も認められ、川本さんは、「前例を作れば、システムは変えられる」事を知ったと言います。
その後、中学は地元・徳島の視覚支援学校に入学し、白杖歩行のスキルを身に付けたのをはじめ、点字も半年間の猛勉強で習得しました。
そして高校は東京の筑波大学付属視覚特別支援学校に入学します。その時期はちょうどコロナ禍での高校生活で、様々な学校行事が休止される中で、仲間と一緒に「もうすこし行事をよこしな祭」というイベントを実現させました。
大学1年の時にスペインでのビジネス研修に参加し、「盲学校の子供たちのための学習塾」というビジネスプランを思いつきました。
そして2025年にオンライン学習塾「ブイリーチ」を旗揚げし、現在は生徒数が20人、講師は12人。生徒も講師も全員が視覚障害者という学習塾を運営しています。
生徒に対しては、川本さんは、「自分や周囲が無意識に作っている限界(前例)を徹底的に疑って欲しい。前例を作れば必ず道は開ける」と話しているそうです。また、保護者や先生に対しては、「どうか子供を不安の目ではなく、可能性の目で見て、機会を最大化してあげて欲しい」と呼び掛けています。