「障害者雇用ビジネスがはらむ問題とは?」
「障害者雇用ビジネスがはらむ問題とは?」
番組担当の塚本です。文化放送で月~木の朝8時から11時半迄放送している「武田砂鉄ラジオマガジン」の番組内で、毎週水曜日の朝8時半過ぎから組織開発研究家の勅使河原真衣さんが、「今日もマイペースで」というコーナーを担当しています。9月9日(水)のこのコーナーでは、障害者雇用ビジネスの問題点がテーマとして取り上げられていましたので、その内容を紹介いたします。
今年7月から、各企業などに義務付けられている障害者雇用率が2.5%から2.7%へと引き上げられました。障害者の雇用率が上がることは歓迎すべきことではありますが、その裏で障害者雇用ビジネスの広がりが問題視されようとしています。
障害者雇用ビジネスとは、障害者を雇用しようと考えている企業に対し、障害者が働く場とその管理を請け負い、管理料をもらうというものです。障害者雇用ビジネスを手掛ける事業社は、2025年10月現在で46社あり、11000人以上の障害者が1800余りの企業で働いているとされています。
ただその就労の実態を調べてみると、採用された企業の本業とは全く関係の無い都市農園やサテライトオフィスで、働くといったケースが少なくないということです。中には、在宅勤務で資格取得の勉強をすることが仕事と言われたり、農園で働いてはいるものの、障害者がせっかく育てた農産物がそのまま流通ルートに乗らず廃棄されるというケースも報告されていました。
勅使河原さんは、企業が障害者の法定雇用率を達成する目的の為だけに、障害者雇用ビジネスを通して障害者を雇用し、その企業の事業とは全く関係の無い職場で勤務させることは、合法的な人権侵害ではないのかと指摘しています。
障害者雇用ビジネスを通して障害者を採用する企業の言い分としては、「障害者にやってもらう仕事を社内で切り出すのが難しい」といった声が多いそうで、勅使河原さんは、「こうした企業は、法定雇用率を達成することだけが目的で、より手っ取り早く数合わせに走っているだけだ」と厳しく指摘しています。
近年、インクルーシブ(包摂)という言葉がしきりに使われています。ただ、障害者雇用をアウトソーシングしてしまう事が、インクルーシブと言えるのかどうか。勅使河原さんは、番組の締めくくりに、真のインクルーシブ(包摂)とは何かを考えたいと話していました。
番組担当の塚本です。文化放送で月~木の朝8時から11時半迄放送している「武田砂鉄ラジオマガジン」の番組内で、毎週水曜日の朝8時半過ぎから組織開発研究家の勅使河原真衣さんが、「今日もマイペースで」というコーナーを担当しています。9月9日(水)のこのコーナーでは、障害者雇用ビジネスの問題点がテーマとして取り上げられていましたので、その内容を紹介いたします。
今年7月から、各企業などに義務付けられている障害者雇用率が2.5%から2.7%へと引き上げられました。障害者の雇用率が上がることは歓迎すべきことではありますが、その裏で障害者雇用ビジネスの広がりが問題視されようとしています。
障害者雇用ビジネスとは、障害者を雇用しようと考えている企業に対し、障害者が働く場とその管理を請け負い、管理料をもらうというものです。障害者雇用ビジネスを手掛ける事業社は、2025年10月現在で46社あり、11000人以上の障害者が1800余りの企業で働いているとされています。
ただその就労の実態を調べてみると、採用された企業の本業とは全く関係の無い都市農園やサテライトオフィスで、働くといったケースが少なくないということです。中には、在宅勤務で資格取得の勉強をすることが仕事と言われたり、農園で働いてはいるものの、障害者がせっかく育てた農産物がそのまま流通ルートに乗らず廃棄されるというケースも報告されていました。
勅使河原さんは、企業が障害者の法定雇用率を達成する目的の為だけに、障害者雇用ビジネスを通して障害者を雇用し、その企業の事業とは全く関係の無い職場で勤務させることは、合法的な人権侵害ではないのかと指摘しています。
障害者雇用ビジネスを通して障害者を採用する企業の言い分としては、「障害者にやってもらう仕事を社内で切り出すのが難しい」といった声が多いそうで、勅使河原さんは、「こうした企業は、法定雇用率を達成することだけが目的で、より手っ取り早く数合わせに走っているだけだ」と厳しく指摘しています。
近年、インクルーシブ(包摂)という言葉がしきりに使われています。ただ、障害者雇用をアウトソーシングしてしまう事が、インクルーシブと言えるのかどうか。勅使河原さんは、番組の締めくくりに、真のインクルーシブ(包摂)とは何かを考えたいと話していました。