「戦後81年の夏に戦盲歌を聞く」①

「戦後81年の夏に戦盲歌を聞く」①
番組担当の塚本です。熊本地震、千葉県を襲った豪雨被害と災害列島日本の現実を改めて実感させる夏でした。被災地の皆様には心からお見舞いを申し上げますとともに、一日も早い復興を願っております。
「こぼれ話」の欄は今日から再開させていただきます。

母よりの
文の一言一言を
拝む思いに
我、聞きており

8月15日(土)のNHKラジオの「視覚障害ナビラジオ」では、「戦盲歌が伝える視覚障害者と戦争」というタイトルで放送されていました。戦盲歌とは、先の戦争で戦地で負傷して失明し、帰国後、歌人の佐佐木信綱が陸軍第一病院内で開催した短歌の講座を受講した視覚障害の元兵士が詠んだ短歌を指します。
今紹介した作品は、「母から届いた手紙を、自分は目で読むことはできないが、誰かに読んでもらって、それを拝むような思いで聞いている」という視覚障害の元兵士の思いを詠んだ一首です。
「視覚障害ナビラジオ」にゲストとして出演した佐佐木信綱のひ孫の歌人、佐佐木頼綱さんが、番組の冒頭で紹介していました。読み返す度に、どこか心揺さぶられる一首と感じます。