書いて 触って 感じて~「触覚書道」
番組制作担当の塚本です。
触覚書道という言葉をご存知でしょうか。
私は先日、東京都狛江市の泉の森会館で開催された触覚書道の展覧会を初めて見て、触覚書道がどのようなものであるのかを知ることが出来ました。
触覚書道とは、視覚障害のある方にも書道という芸術を楽しんでいただきたいという想いを込めて、書道家の池山永津子さんが、三年前に考案したものです。
視覚障害のある方が、どうやって毛筆で文字を書くことが出来るのでしょうか。
先ず、毛筆を手にした視覚障碍者は、筆先にリモネン液という有機溶剤を付けます。
そして半紙ではなく、発泡スチロールの板に毛筆で書きたい字を書いていきます。
リモネン液には発泡スチロールを溶かす働きがあり、書いた字の線に沿って発泡スチロールは溶けて、溝が出来るような形になります。
視覚障碍者の方が、その溝に指先を触れてなぞっていくと、書いた字の輪郭を感じることが出来ます。
そしてその溝に沿って、今度は好きな色のサインペンで、色を付けていくと、白い発泡スチロールの板に鮮やかに着色された文字が浮かび上がってくるというものです。
今回の展覧会では、桜、秋、美、祈、太陽、気力、新時代など、視覚障碍者の方が書いた作品が多数、展示されていました。
触覚書道を考案した池山さんは、定期的にワークショップも開催しており、興味のある方は、「触覚書道刻字協会のホームページ」をご覧になって下さい。
触覚書道という言葉をご存知でしょうか。
私は先日、東京都狛江市の泉の森会館で開催された触覚書道の展覧会を初めて見て、触覚書道がどのようなものであるのかを知ることが出来ました。
触覚書道とは、視覚障害のある方にも書道という芸術を楽しんでいただきたいという想いを込めて、書道家の池山永津子さんが、三年前に考案したものです。
視覚障害のある方が、どうやって毛筆で文字を書くことが出来るのでしょうか。
先ず、毛筆を手にした視覚障碍者は、筆先にリモネン液という有機溶剤を付けます。
そして半紙ではなく、発泡スチロールの板に毛筆で書きたい字を書いていきます。
リモネン液には発泡スチロールを溶かす働きがあり、書いた字の線に沿って発泡スチロールは溶けて、溝が出来るような形になります。
視覚障碍者の方が、その溝に指先を触れてなぞっていくと、書いた字の輪郭を感じることが出来ます。
そしてその溝に沿って、今度は好きな色のサインペンで、色を付けていくと、白い発泡スチロールの板に鮮やかに着色された文字が浮かび上がってくるというものです。
今回の展覧会では、桜、秋、美、祈、太陽、気力、新時代など、視覚障碍者の方が書いた作品が多数、展示されていました。
触覚書道を考案した池山さんは、定期的にワークショップも開催しており、興味のある方は、「触覚書道刻字協会のホームページ」をご覧になって下さい。