「AIとどう向き合うか~viwaが研究スタート」

「AIとどう向き合うか~viwaが研究スタート」
番組担当の塚本です。視覚障害者ライフサポート機構viwaが、8月から3年間にわたって、「AIと倫理」をテーマにした研究をスタートさせます。viwaのホームページで公開されている「気ままにviwatalk」という音声配信コーナーで、代表の奈良里紗さんが、この研究の狙いについて説明していますので、その内容を紹介いたします。
AIが私たちの日々の生活に入ってきていることを実感するようになってきました。これは医療の世界でも同様で、最近は視覚障害の医療の世界でも,診察やカウンセリングにAIが使われるケースがあるそうです。こうしたAIを利用した診察について、患者の満足度は高いとの調査報告も出されているそうです。ただ、奈良里紗さんは、ここに疑問を投げかけています。それはどんな点なのでしょうか。
AIは、ネット情報などをもとに膨大な量のビッグデータを取得し、それをもとに判断して、ユーザーに回答しています。膨大なビッグデータが取得できているという前提がなければ、AIは成り立ちません。奈良さんは、視覚障害に関するAIの活用に当たって、先ずこの点に疑問・不安を投げかけています。そもそも障害者に関する情報は絶対量が少ないのではないかという疑問です。特に視覚障害に関する情報は少ないと奈良さんは感じているということで、豊富なビッグデータを基にAIが判断するという前提が成り立っていないのではないかという根本的な問題提起と言えるように感じます。視覚障害者が安心して、そして安全に使えるAI技術は、どのようにすれば確立されるのか。奈良さんは、視覚障害の当事者の方々のみならず、幅広い分野の方々の声を聞き対話しながら、AIとの向き合い方を探っていきたいとしています。そのために8月から3年間にわたって、オンライン上での研究会を行うということで、現在参加者を募集しています。詳しくはviwaのホームページを参照してください。