「12年間 お笑い芸人やって思う事~盲目の芸人 濱田祐太郎」④

「12年間 お笑い芸人やって思う事~盲目の芸人 濱田祐太郎」④
番組担当の塚本です。お笑いを始めて12年。2013年に吉本興業の芸人としてデビューし、2018年にR1グランプリに優勝した盲目の芸人、濱田祐太郎の見ている景色を、「迷ったら笑っといてください」というタイトルの本人の著書をもとに紹介してきました。
濱田祐太郎は、よく世間で言われる「障害は個性だ」という言葉に強く反発しています。濱田祐太郎はこう考えています。
『自分の視覚障害は、子供の頃の病気が原因だ。その意味で障害とは個性でもなんでもなく、単なる病気の症状だ。』
確かに重い病気と闘っている人は沢山います。ガンで苦しんでいる人。難病で苦しんでいる人。確かにそういう人に向かって、「病気は個性である」などという言葉は使われません。それと同じで、障害も病気であり、個性でも何でもないという主張には説得力を感じました。
また、お笑い芸人として、濱田祐太郎はこうも言っています。
『笑いのネタにしてはいけないものなんてない。障害のある人をいじってはいけないとも思っていません。視覚障害の当事者の中には、「目が見えない事をネタにして笑いにされるのは傷つく」という人も当然いる。でも、俺のようにそういうことを笑いにする仕事をする人もいる。そういうのはアウトだと言われたら、一人の視覚障害者である濱田祐太郎の仕事を奪うことにだってなりかねない。そこに配慮はあるのかな。』
私には反論するのは難しい言葉です。
※「迷ったら笑っといてください」濱田祐太郎著、太田出版