「今振り返って思い出す盲学校の良さ」

「今振り返って思い出す盲学校の良さ」
番組担当の塚本です。この「こぼれ話」の欄では、これまでも度々、視覚障害者ライフサポート機構viwaのホームページにアップされている「気ままにviwatalk」の録音プログラムを紹介してきました。今回紹介するのは「かってをふりかえる」というテーマで行われたプログラムです。
出演していたのは、ロービジョンで現在はテレビ番組の制作に当たっている36歳の男性です。この男性は、小中学校は地域の学校に通い、高校から盲学校に進んだということです。
この男性は、「盲学校は良かったと思っている。全てを自分でたらせてくれた」と話していました。具体的には、化学の授業で実験をする場合でも、中学校では実験の時は見ているだけだったが、盲学校ではガスバーナーに火を付けるのも、何度失敗してもやらせてくれたそうです。体育の授業も中学校までは、自分には出来ないと思っていたが、盲学校でやってみると意外と出来るなと思うようになったということです。盲学校では、傍観者ではない自分になれることに気づかされたと言います。更に、学んだ盲学校は1学年10人くらいしかいなかったが、同じ視覚障害の仲間といると、見えるフリして話しを合わせるしんどさが無く、ありのままの自分でいられたと振り返っていました。
この男性にインタビューしたviwa代表の奈良里紗さんは、「最近はインクルーシブ教育を重視する流れが強まっているが、盲学校という視覚障害者のための分離教育も無くさないで欲しいという声は、よく聞く」と話していました。インクルーシブ教育こそ正しいという思い込みは、危ういのかも知れないと感じました。