「視覚障害者の安全な移動のために」①

「視覚障害者の安全な移動のために」①
番組担当の塚本です。日本弱視者ネットワークが、今年4月に開催した「移動を語る会」の模様が、当日の参加者限定という形で公開されましたので、内容を紹介いたします。
「語る会」の出演者は、4名の視覚障害者でした。最初に話し合われたのは、ここ数年、顕著に進む鉄道各駅で駅員がいない、いわゆる駅の無人化についてでした。乗降客が多く、比較的大きなターミナル駅でも、最近は改札口に駅員のいない駅が増えているということです。「お困りの方は呼び出しボタンでお知らせください」というアナウンスは流れているものの、視覚障害者にとっては、その呼び出しボタンを探すのも容易なことではありません。やむを得ず、大声で駅員を呼ぶか、近くの人に助けをもとめるしかないことも、しばしばあることです。また、駅員の補助を頼むにしても、前日までに予約しなければならず、急に外出が決まっても、駅では対応してもらえないという使い勝手の悪さも指摘されていました。
そうした中で、最近活用が期待されている支援ツールに、「Be My Eyes(ビーマイアイズ)」というアプリがあることが報告されていました。アプリの「ボランテイアに通話する」というボタンをタップするだけで、ボランテイアが駅員とつないでくれたりする仕組みがあれば、駅の無人化を巡る環境は大きく改善されるといった期待感もあるようでした。AIを活用した様々な支援ツールの情報も、今後キメ細かく発信していく必要がありそうです。