「視覚障害者が写真を撮る楽しみ」

「視覚障害者が写真を撮る楽しみ」
番組担当の塚本です。晴眼者には、視覚障害者と写真とがなかなか結び付きにくいかも知れませんが、写真が趣味の視覚障害者は少なからずおられるようです。視覚障害サポート団体viwaのホームページの「気ままにviwatalk」というコーナーで、「視覚障害者と写真」がテーマに取り上げられていましたので、その内容をご紹介します。
今回登場したのは、緑内障で弱視の渡辺さんという方です。アイフォンでも簡単に写真の撮れる時代ではありますが、渡辺さんは、ニコンの一眼レフを愛用しています。その理由として渡辺さんは、視野狭窄の人にとっては、小さいファインダーから覗く方が写真を撮りやすいことを挙げていました。
渡辺さんが好んで撮る写真は、ストリートスナップと呼ばれる都市の風景が多いそうです。都会の真ん中に残る旧い建物の前を、人が通ったりする風景を撮りたくて、何時間もシャッターを押すまで待ち続けることもありました。
最近は、フォトウオークツアーといったツアーもあって、晴眼者がガイドとなって、街の中を案内してくれて、自分の好きな場所で写真を撮るといったことも出来るそうです。ガイドの役割も同行援護だけではない広がりを、今後見せていくのかも知れません。
また最近はテクノロジーの進歩もあって、撮った写真の色を好みの色に変えることまで出来るようになっています。更に、自分の撮った膨大な数の写真の中から、AIが構図の良いものなど、良さそうな写真を選んでくれたりもするそうです。
ピントを合わせることはカメラに任せて、自分は構図だけに留意すれば、良い写真が撮れるともされ、渡辺さんは、視覚に障害があっても写真は格段に撮りやすい時代に入っていると話していました。そのうえで、渡辺さんは、視覚に障害がある人は、スマホでもいいから、先ずどんどん写真を撮ってみる事から始めてはどうかと提案しています。