「日視連会長、全盲の弁護士 竹下義樹氏の足跡」①

「日視連会長、全盲の弁護士 竹下義樹氏の足跡」①
番組担当の塚本です。日本視覚障害者団体連合会の会長の竹下義樹氏が、日本で最初の全盲の弁護士であることは知っておりましたが、弁護士になるまでの足跡については、詳しいことは知りませんでした。たまたま図書館で、「全盲の弁護士竹下義樹」(岩波現代文庫刊)という本を見つけましたので、その内容を紹介させていただきます。
幼少の時期から弱視だった竹下氏は、中学3年生の時に右目を失明、左目の視力は0.03でした。半年入院して治療に当たりましたが、症状は改善せず、石川県立盲学校の高等部理療科に入学します。10代から60代の幅広い年代の生徒と一緒に寮生活を送り、1年生の時に弁論大会に出場するなど、活発な生徒だったようです。理療科で按摩、鍼、灸を学んでいましたが、法学部へ進学して弁護士になりたいという夢を抱き、京都の盲学校普通科に編入学しました。1971年、龍谷大学法学部に入学しましたが、当時、龍谷大学から司法試験に合格した卒業生は一人もおらず、決して平たんとは言えない大学生活を始めることになります。