「バリアフリー映画館 SDGs岩佐賞受賞」

番組担当の塚本です。岩佐教育文化財団が主宰する「第七回SDGs岩佐賞」の受賞者が発表され、芸術・スポーツ部門で、日本で唯一のユニバーサルシアター「シネマ チュプキタバタ」の代表の平塚千穂子さんが受賞しました。
「シネマ チュプキタバタ」は2016年に開館しましたが、それまでに至る道筋は長いものでした。平塚さんは2000年にチャプリンの映画「街の灯」を視覚障害者の為に上映するイベント企画に参加しました。その時に視覚障害の人たちから、昔の映画だけでなく、今、上映中の映画も観たいという声が寄せられました。その声を聞いた平塚さんは、海外の事情を調べたところ、アメリカでは既に100館ほどのバリアフリー映画館が存在していることを知ったということです。
そこから本格的に日本初のバリアフリー映画館の開館に向けて動き出し、2016年、JR田端駅から徒歩10分ほどの場所に、「シネマ チュプキタバタ」をオープンさせました。館内では視覚障害者が座席に座ってイヤホンで音声ガイドを聞きながら映画鑑賞を楽しむだけでなく、聴覚障害者の為に上映全作品に日本語字幕が付けられています。
「知っていますかロービジョン」の番組のパーソナリテイを務めるサヘルローズさんが監督した映画「花束」も、昨年「シネマ チュプキタバタ」で上映されました。