「ブラインド川柳コンクール入賞者の喜びの声」①

番組担当の塚本です。第八回ブラインド川柳コンクールの入賞者が先月末に発表されました。「こぼれ話」の欄では、これから三回にわたって、入賞者の方々の喜びの声をお届けします。
お一人目の方は、日本眼科医賞を受賞された兵庫県伊丹市のあっこさんです。
入賞作品は、「大丈夫 声で見えてる あなたの笑顔」です。
あっこさんは、現在地元で視覚障害の当事者団体の理事として活動しています。網膜色素変性症で、20代の頃から症状が悪化し、特に中心が見えにくく、深い霧の中にいるような感じの見え方だということです。
若いころから和歌をたしなんでいたというあっこさんが、ロービジョンブラインド川柳コンクールの存在を知ったのは三年前のことでした。以来、毎年作品を送り、過去に入選したことはありましたが、入賞したのは今回が初めてでした。受賞の知らせを聞いたときは、「あれっと思った。何の事だろうかと感じ、すぐには飲み込めなかった」と話していました。人と話しをする時に相手の顔を判別するのは難しいというあっこさんですが、大勢の人が集まっている場所に行っても、声のトーンで相手の人が誰なのかは大体わかるということです。「今日は美男美女が集まっているね」などと話しかけ、周囲を笑わせるなど明るい性格のあっこさんです。
最近はスポーツにも取り組むようになり、サウンドテーブルテニスという卓球のような競技の練習にも通っています。「最初は自分に卓球など出来ないと思っていたが、やってみたら出来た。パラスポーツの持つ力はすごいと感じた」と話しておられました。
そして最後に、あっこさんは視覚障害の仲間に対しては、「障害があっても積極的に外に出て欲しい。どうしても引きこもってしまう仲間が多いけれども、外に出て皆で集まると、心がほどける感じがする」と呼び掛けておられました。