「視覚障害リンクワーカーへの期待」①

番組担当の塚本です。

月刊「視覚障害」
3月号に掲載されていた田中伸明さんという中途視覚障害者の弁護士の方が投稿された記事を読んで、視覚障害リンクワーカーという存在を初めて知りました。

リンクワーカーとは、各医療機関の眼科を受診している人が、将来の失明を告知された場合に、その人に寄り添い、各種の支援機関につなぐ役割を担う存在ということです。

このリンクワーカーが、中途視覚障害者にとっていかに大切な存在であるのか。

田中伸明さんは、リンクワーカーが大きな役割を果たす局面を、以下の三つのケースを挙げて説明しています。

一つは自分自身の心の整理が必要な局面です。

中途視覚障害者は、
見えなくなったことを自分の事として受け止められないケースに直面することが少なくありません。

二つ目は、家族との関係で、家族の中に視覚障害者がいると分かった段階で、どのように振舞ったらよいのか分からない家族もいます。

そして三つ目は、社会との関係です。

視覚障害となった瞬間に、
周囲から「この人はもう何も出来ないのではないか」といった評価を受けてしまうなど、周囲の自分に対する見方が大きく変わってしまうケースもあります

こうした三つの局面で、リンクワーカーの果たす役割は大きいということです。