「見えることを前提とした学問の壁」

番組担当の塚本です。

月刊「視覚障害3月号」に視覚障害当事者でフェリス女学院大学の非常勤講師をしている加藤勲さんが、「見る学問の中で視覚障害者として研究の場に立つこと」というタイトルで寄稿していましたので、その内容を紹介します。

この中で加藤さんは、学会研究誌への投稿を巡って研究誌の編集部と交わしたやりとりについて触れ、「編集部の定めた投稿ルールが、視覚的に確認できることを唯一の正当性の根拠にしている」と疑問を投げかけています。

そのうえで、加藤さんは、「視覚障害者が研究に参加することは、単なる配慮や多様性の象徴ではない。見えない事は一つの特徴でもあり、可能性でもある。その共存を共有したい」と結んでいます。