「視覚障害と難聴~全視協オンライン集会」④

番組担当の塚本です。

視覚障害と難聴の二つの障害を併せ持つ盲ろうの障害者が増えているという現状を受けて、先日、「全日本視覚障害者協議会」のオンライン集会が開催されました。

盲ろうの障害者については、まだ世間の認知度が低く、それらの方々がどんな困りごとを抱えているのかは余り知られていません。

全日本視覚障害者協議会の会報誌「点字民報」
の増刊号に寄せられた盲ろうの障害者の声を紹介します。

去年80歳になったという視覚障害の男性は、長年、視覚障害者団体の役員を務めていましたが、70歳を過ぎたころから耳の聞こえが悪くなったという事です。

一番困った事として会議の司会が出来なくなったことを挙げています。

司会者は、
会議参加者の発言を聞き取らなければなりませんが、小さい声の人やぼそぼそ話す人もおり、会議の司会を引き受けるのを辞退するようになったということです

補聴器を付けてはいるものの、
司会者を務める自信がなくなったということです。

また、都内に住む全盲に近い弱視の男性は、補聴器を付けて、聞こえが改善されたものの、補聴器も万能ではなく、買い物で店員の声を聞き取れず、欲しいものと違うものを買ってしまったり、バスに乗っていて、車内アナウンスの声が聞き取れず運転手を怒鳴ってしまったこともあったという事です。

盲ろうの当事者でなければ分からない困りごとが、人それぞれにあるようです。