「就労の壁を乗り越えた体験記」②

番組担当の塚本です。

昨日に引き続き、
先月20日に行われた日本弱視者ネットワークの就労座談会の内容を紹介します。

座談会のテーマは、「弱視の女性の就職活動」
というものでした。

二番目に報告に立った女性は、30代前半に4年間の海外勤務を経験し、帰国後に緑内障を発症しました。

これまでの人生を振り返って、「
人生山あり谷あり、引きこもり期を経て再出発のマイロード」と話していました。

引きこもった時期に、
新たな就職先を探そうとハローワークに行っても相手にされず、役所へ行っても紹介できる会社は無いと言われ、引きこもり生活が半年続いたという事です。

そしてある日、
盲導犬を連れて歩いている人と出会い、浜松に視覚障害者の特別支援学校があることを教えてもらい、そこで視能訓練士と出会ったことが、人生を変える契機となりました。

その後、
国立障害者リハビリセンターでの自立訓練などを経て、都視覚障害者支援センターで、10カ月間の就労支援の講習を受け、一般企業に障害者雇用枠で就職出来ました。

視覚障害者になってから、初めて仕事が出来ることに喜びを感じたと言います。

こうした体験を通じて、この女性は、「思いは言葉にしないと何も伝わらない」「困ったときに助けてくれる人はいる」「何でもないことに笑い合える人がいる」と話し、報告を締めくくっていました。